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雑誌 Archive

まんじゅうの味は…

  • Posted by: NARU
  • 2007年5月 8日 17:26
  • 雑誌

時系列的には、秀麗が後宮に入る前の冬、でしょうか。寒いこともあって、秀麗は父と静蘭にお弁当として蒸し饅頭を持たせます。「今日はちょっと特製」と言葉を添えて。お饅頭はいいとして、なぜに蒸し饅頭?職場で蒸せるようなところがあるのか?いや、それ以前に蒸していいのか?静蘭って、門番でしょ?と、まあ、ツッコミどころはありますが、ここは無視の方向で。

王宮へ場面を移したところで劉輝登場。そして、時も一気に10年前へ戻ります。まだ秀麗の母が健在で、特製の巨大な饅頭を持たせていたころの時代へ。ここで冒頭で言った秀麗の「特製」の意味が判明します。いかにも秀麗らしい心遣い。同時に、劉輝が紅家の饅頭で育ったことも。初っぱなから餌付けされてたんだと納得。短いながらも過去の因果関係がよく現れている作品です。

B000OPPXX0BeansA (ビーンズエース) 2007年 05月号 [雑誌]
角川書店 2007-04-10

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いち・ラキ2007年5月号

  • Posted by: NARU
  • 2007年3月15日 21:05
  • 雑誌

■表紙/葉芝真己
春らしいピンクの大判スカーフ巻いて、黒い帽子を小粋にかぶっている節。
小物は鳥かごに白い鳩。見るだけならいい感じ。
ポイントは背表紙に猫を肩に乗せてる宗和かな。

■葉芝真己「東京ゴースト・トリップ」
病弱で早世した奥さんの霊を呼び出すことになった節と宗和。
依頼人の平松英治と亡くなった泉はお見合い結婚でゴールイン。最初のページがふたりの出会いで、少女漫画バリバリの一目惚れシーンです。それだけで、このふたりが純愛らしきことを予測させます。ま、実際その通りで、静にはぐくむ愛という夫婦でした。
英治が泉の霊を呼び出してもらったのは、死に目に会えず、それまでも留守がちだった自分にいいたいことがあるだろうから、彼女が望むがままに愚痴ってもらいたいというものでした。しかし、呼び出された泉が望んだのは、英治とのデート。生前、身体が弱かったこともあって、結婚までデートをしたことがなかったことが発覚。涙もろい海のひとことでお邪魔虫付きのデートと相成りました。
割とありがちなテーマなんですが、おちゃめなキャラの絡み合いと時折混じる英治と泉の思い出シーンがバランスよく読ませてくれます。ギャグとシリアスの切り替えがうまい!泉の純愛がどういう方向へ向くのか楽しみです。

■杉浦志保「SILVER DIAMOND」
緑を増やしながら旅してる羅貫一行。金弦一族と重華一族の特性を聞いて、その特殊性に呆れてます。どちらも歴史上ではよくあるパターンなんですが、お互い両極端だから目立つというか。羅貫達については外野的な話が多く、あまり進展なし。
進展があったのは、地下に落とされていた警備隊の方です。前回であった金弦一族の人らしきからの助言を受け入れて、崖を登って地上に出てきました。そこは羅貫が約束したとおりに緑が生い茂ってます。有言実行していく羅貫に一層信頼を寄せてます。
しかし、あちらが進めばこちらも進むというわけで、石の人形に捕らわれた都の皇子も「文字」を求めて自分を自由にしてくれる方法を見つけたようです。金弦も怪しいけど、こちらは元から妖芽なので、自由になると一悶着ありそう。   
   
■森本 秀「アスタリスク」
勢いで天使仲間のディーンを助けに来たキオだけど、いままでになく強力なマニヒスと出くわし、フラウの援護を得て一旦退散。フラウはひたすらキオに許しを請います。結局キオの根負け。仲直りしたところで、再び仲間の救出です。羽を使ったアクション、新鮮でいいです。キレイなんですよね。これまで一方的にキオの技が優性でしたが、今回の敵はそれだけでは勝てないようです。次回に乞うご期待!
   
■舵 英里「警視庁特犯課007」
「帝国兄妹」がちょっとマンネリ気味だったので、男女ペアは新鮮に感じます。ぶっきらぼうで出来る刑事の男と超能力者の女の子はありがちな組み合わせだけど、今のところは読める展開かな。ただ、女の子のデッサンが頭でっかちなのが気になる…。描き慣れていけば修正されるのを期待します。殺人事件の始まりはよかったのだけど、オチがね…。笑いを取るように向けたのだと思うけど、できればシリアス展開で締めて欲しかった。

■あおきあかね「PURE BLOOD」
純血種の吸血鬼レオンと対のディタレント・ノア+使い魔3人。魔女や魔物、ハンターといったパターン化された世界観なので、せめて事件くらい個性的に作って欲しい。絵は好きなんだけど、話がね…。デビューの頃の短編の方が個性的だったような気がする。

■蜜宮真玻「Precious Blue」
こちらも運命共同体。人間に宿る精霊シアンと宿主フィオルド。展開とかちがうのに、なぜか「氷の魔物の物語」を彷彿とさせるんですが…。この人の絵も好きなタイプなので、もうちょっと個性的な世界観の短編が描けるまでシリーズ化は待って欲しかったなあ。

■咲真ユミ「ORCHID BABY」
魔女に自分の身体の一部を奪われ取り戻す旅に出たティルレーノが助けたのは、魔女に掠われた妹を捜している薬屋のフィレンシズ。いいたくないが、これもありがちなパターン。

最近の新人に全部ファンタジーでくるとは…。ファンタジーが悪いとは言わないけど、似たような世界観ばかりで面白くない。現代ものとか時代劇風とか、せめて見た目だけでも変えてくれればインパクトがあると思うんだけど。

■その他
山咲有貴「学園デビル」/上総かける・杜山加英「人生は結果オーライ!」/柿崎 椋「御来訪学園へようこそ!」/杉原マチコ「聖ガーディアン」

488741756Xいち*ラキ5月号
冬水社
冬水社 2007-03-20

by G-Tools

深き眠りの水底で

  • Posted by: NARU
  • 2007年2月 4日 22:24
  • 雑誌

「彩雲国物語」は中華ファンタジーだから、細かいツッコミはなしでとにかく楽しく読むが勝ち!今回の短編「深き眠りの水底で」も贔屓キャラ次第で評価がかなり分かれると思います。

まずは、設定が日本で言えば『盂蘭盆』です。茄子の馬に盆灯籠で祖先の霊を送り迎えする行事にかこつけてあります。まあ、似たような行事は中華圏にありますから、それはおいといて…。一番の分かれ目は、主人公が茶朔洵てことかな?好きな人は好きかも知れないけど、秀麗ファンにはブーイング度がかなり高い男性です。突き詰めていけば、彼にも同情すべきところがいくらかはありますけど、それを差し引いても朔洵は秀麗に「やってはいけないこと」をサクッとやっちゃいましたからね。その内容については、三太が格好よく語ってくれます。彼、秀麗のターゲット外になってからどんどん株を上げてるような気がする。

楽しい役どころは、影月と香鈴かな。どこまでも香鈴に誤解される運命にある影月くん。お気の毒様です。でも、ふたりいっしょでそれなりに幸せ街道を邁進中ですからいいとしましょう。

気になる役どころは劉輝といいたいところですが、薔薇姫の謎かしら?亡くなったはずのひとだけど、縹家の謎を解く上でこれから絶対絡んできそう。4月に発売予定の新刊でそのあたりに突っ込むのか、まだ伏線のままにしておくのか、気になります。貴陽=鬼妖と併せて気になるところがいっぱいです。いずれは外伝として出版されると思いますが、ビーンズの短編を読んでいることを前提として本編が進められているのは既出なので、新刊の発売がとても楽しみです。

あと雑誌のみのお楽しみとしては、カラーページかな。「悪夢の国試組」と題して長官4人の若かりし姿がそろい踏みです。黎深が蜜柑を握っているのはご愛敬。短編よりこちらのイラストで満足したのはナイショです。

B000MR8NNMThe Beans (ザ・ビーンズ) 2007年 03月号 [雑誌]
角川書店 2007-01-29

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いち・ラキ

  • Posted by: NARU
  • 2006年10月20日 16:10
  • 雑誌

冬水社発行の月刊誌です。
年購なので公式発売日の20日より早く読めます。
一応、発売日にはさらりと一読した読後文を乗せる予定。
他にも購入する雑誌があるので、カテゴリーを「雑誌」にまとめました。

これまでのリストは次の通りです。
感想を更新次第、リストに追加していきます。(あくまで予定)

2006年1月号~6月号、11月号
2005年1月号~12月号
2004年11月号~12月号

BeansA(ビーンズエース) 2006年 11月号

  • Posted by: NARU
  • 2006年10月15日 22:29
  • 雑誌

買う予定ではなかったのですが、「静蘭と藍将軍がたいへん格好よい」という噂を聞き、店頭で見つけたのを機に、つい購入してしまいました。

果たして、「彩雲国物語」の出来ですが、文句なし!!
原作でも物語が佳境に入って見所満載、キャラがそれぞれ本領発揮といいところ尽くしな場面なわけですが、コミックもそれに劣らず見事なビジュアルで魅せてくれました。なんというか、もう目線がたまらないっ!て感じで。男性キャラはみーんなステキです。あ、もちろん秀麗もそれなりにかわいくありましたが、今回ばかりは男性陣に見所を全部持っていかれましたね。いずれコミック版を買うからそれまで放置の方向だったんですが、今月号は買った甲斐がありました。

もうひとつ気になっていたのは「やさしい竜の殺し方」で、こちらもビジュアル的に大満足。アークとウルが麗しいのはいつものことですが、ドウマがイイオトコでビックリ@@。まあ、クローディアにプロポーズする見せ場ですから格好良く描かれるだろうとは思ってましたが、予想以上のイイオトコぶりで、惚れ直しました。こちらも来月が佳境だし、なにより特別ふろくが付くみたいで引き続き楽しみです。今月のふろくはどうでもよかったけど、来月は欲しいかも…。

beansa06.jpgBeansA(ビーンズエース) 2006年 11月号 [雑誌]
角川書店 2006-10-10

いち・ラキ2006年11月号

  • Posted by: NARU
  • 2006年9月20日 00:48
  • 雑誌

今月号からアマゾンで購入できるようになったので、アマゾンツールが使えるようになりました。本の表紙が出るとイメージが掴みやすいから感想も書きやすいですね。

■あべ美幸「八犬伝-東方八犬異聞-」
 新章突入。浜路と信乃の意外な思いやりというか、絆が見えてくる話です。浜路が将来なりたいのは医者。そしてそれは信乃のため。ちょっとジーンときます。でも、本家の里見八犬伝を読めば、あり得ない展開でもないんだな。あちらはもうちょっとロマンス色が強いけど、二人の絆は強いんです。お互いがお互いのためにいろいろ行動するし。アレンジ探しも楽しいです。
 笑えるオチは「一見ウサギみたいな外見で、実は中身は凶暴な熊」→うさぐま→浜路。まさにそのとおりなんですけど、本人聞いたら、メガトン級の落雷が来そう。

■葉芝真己「東京ゴースト・トリップ」
 遭難中の御一行様。前回に引き続き、昔話です。葉芝さんの描く子どもって昔からかわいいんだよね。表情、特に目が好きだ。妙齢のオトコもいいけど、たまには子どもを主人公にしたほわほわ話を書いてくれないかな。
 節が乾家の一員として過ごすことになった顛末が明らかになるお話です。節のお父さんもなかなかの能力者だったようで。それでも自分の運命はどうにもならなかったらしく、節のために死に神と契約してました。それをわずか6歳の節が賭に出て破棄させます。ギャンブル好き+強運は昔からだったのね。

■東宮千子「赤白たまご」
 一難去ってまた一難。珠子さんはまたまた叔父の借金を肩代わりさせられてピンチです。しかし、同時に逆ハーレム化も進行中?でも忠順の時とは違って、赤丸は松方組の二代目が気に入っている模様。裏家業で何か手を組みそうな雰囲気です。犯罪はイカンよ~。

■戸川視友「海の綺士団」
 トルコ海軍によるゴゾ島襲撃は歴史的史実なんですよね。ちょっと厚めの歴史本を繰ってみれば結末はわかっているわけで…。ともあれ、アシェル達第9分団は許可を取って正式にゴゾ島へ出撃することになりました。最初は反対していた団長もルーカスに乗せられて、許可を出さざるを得ないよう説得されてしまいます。理論派のドイツ人らしいルーカス戦法。騎士道を盾に取られてはね~。
 しかしせっかく出撃許可を取ったものの、まだ乗組員がいないので、私掠船のフローラン組の船で出発。ここでのポイントはアシェルのルーカスハグハグかな。マジちゅーは前回のルーカスとの約束でしないことになった…らしい?
 後半はイタリア分団ダニエーレのシーンです。元枢機卿の彼は弟エルコレに剣を学び、それなりの腕前。しかし、大海賊ドラグート・レイス曰く、「君に足りないのは技術じゃない。体力だ」。彼の生死の結果は次号に続くです。でも、エルコレの反応からして絶望的なんですよね。いかに有能な医者ルーカスがいるといっても所詮は16世紀の医術でしょ。これでエルコレもアシェル同様敵討ち濃厚になりそうな予感。
   
■森本 秀「アスタリスク」
 天使の翼は白い物という概念の外、キオの翼は緋色のようです。カラーでないのが取っても残念。カラー扉で少しはあるんだけど、フラウの方が目立っちゃうんだよなあ。この世界観の天使は火に弱いようです。しかし、緋色の翼を持つキオは例外。きっとこれが物語のキーワードになるんだろうな。その昔、「アーシアン」でやはり異色の黒い翼を持つ天使・ちはやがキーパーソンだったように、何らかの意味を持つのではないかと。
 それはともかくとして、空を飛べるのでアクションシーンがステキです。海中シーンもあるし、場面場面での見応えたっぷり。こういう派手さはGDにはないものだから、たまにはいいかも。キャラ的にはまだ謎の部分が多いし本性が暴露されてないのでなんとも…。
 しかし、下っ端のキオは正直に申告しすぎてそうなってるらしい。確かに彼が正論なんだけど、どうもキオの能力は通常ではないマニヒスを相手にする傾向にあり、波ならぬ能力を持っている彼だから今まで持ちこたえているらしいということも察せられます。キオが本気を出したらどの程度の力を発揮するのか。これもこの先の楽しみであります。

■蜜宮真玻「夕焼けドラゴンフライ」
病弱な永治が一緒に遊んだ初めての友人が幽霊?ありきたりな題材なんだけどオチも含めて読ませてもらったって感じ。時々妙に色っぽいキャラになったり。少年の着物姿って新鮮だわ。
     
■咲真ユミ「メカニカル コミュニケーション」
絵柄がギャグっぽいけど、描き慣れたら好みの画風になるかも?ラスト1ページ、しゃがんでいいこいいこしてる姿が何とも微笑ましい。こういう終わり方、好きだ。

■その他
上総かける・杜山加英「人生は結果オーライ!」、明月 昴「あの日の約束を」、山咲有貴「学園デビル」、杉原マチコ「午前3時の訪問者」

4887417365いち*ラキ 11月号
冬水社
冬水社 2006-09-20

by G-Tools

いち・ラキ2006年6月号

  • Posted by: NARU
  • 2006年4月18日 23:20
  • 雑誌

■表紙/葉芝真己「BINGO!」
いうまでもなく、木佐貫慎と高見右近。

■東宮千子「赤白たまご」
白丸を先生に、ヴァイオリンを練習する珠子。無理をするなと止めに入った礼紋に、珠子は「大切なものはなくしてしまったら取り戻せないから」頑張るのだと、明るく言い返します。無一文になった珠子の苦い経験。それを二度繰り返すのは絶対嫌だという硬い決意です。でも、根性だけでそこまでできる珠子はやっぱり普通じゃありません。
約束の年末、珠子はアマティでオクターブ音階を奏でました。ヴァイオリンを三日前に初めて触った珠子のそれが精一杯。正直にぶつかるから伝わる気持ちというのもあります。親子の意地張りから始まったことですから、ほんの少しのきっかけで修復は可能だったのです。前向きな珠子のいいとこ取りで、幸せな新年がやってきました。
ただし、若干二名、不幸な人が。一連の出来事で、どうやら忠順は、珠子に惚れ直したようで、新学期から日本に帰ってくるらしいです。アメリカの大学院を捨てて、日本の高校生へ出戻り。今度は赤丸・白丸がピンチです。

■戸川視友「海の綺士団」
アシェルの父は、イスラムの大海賊ドラグート・レイスに殺されたことが明らかになりました。当然、アシェルは仇と狙ってます。事情を知ったルーカスの頭痛の種がまたひとつ増えたわけです。
マルタ島に戻るため、ジェノバで船を待っていたアシェルは海賊の情報を求めてジェノバ総督の屋敷を訪れました。折しもパーティの真っ最中。女性でありながら貴族男子の教養はバッチリのアシェルは、軽くあしらってますが、ルーカスはたじろいでます。
アシェルの向かうところに事件あり。ジェノバ総督のパーティには無差別毒殺の陰謀が待ち受けていました。アシェルとルーカスは、犯人の目星は付いても捕らえようがない。しかも敵は更に次の手を打ってきました。これも街に火を放つという無差別殺人です。
犯人捜しより、町の人の避難誘導に駆け回るアシェルとルーカス。けれども、その途中でアシェルは犯人と目星を付けた男に遭遇しました。問答無用で剣を構えることに。アシェルの剣は相当のものですが、相手はどうやらその上をいく腕前らしい。そういう冷静な判断のできるアシェルが魅力なんです。でも、ピンチには違いありません。
アシェルとは別れたものの、金属音に戻ってきたルーカスは、医者として生かすことを優先するという口実で、アシェルの加勢に入ります。誇り高いアシェル、嫌々ながらも納得です。二対一ではさすがに不利とみて、犯人は去っていきました。引き際も心得てるあたり、相当の力量の持ち主に描かれてます。それもそのはず、彼こそが、アシェルが父の敵と狙う海賊ドラグート・レイスでした。顔見せ話ではありますが、レイスの性格付けがよく練られていると思います。さて、これから史実とどう噛み合わせてくるのか楽しみです。

■あべ美幸「八犬伝-東方八犬異聞-」
舞台はずっと帝都です。獣付きの家が妖刀・村雨と浜路をめぐって動いてます。浜路、ある意味最強の女性キャラですね。あのふたりを兄に持った妹というより、あの妹を持った兄といった方がいいかもしれない。ともあれ、無鉄砲な信乃と浜路だから獣付きの家の者に対しても特別な感情を抱くことがなく接することができたのだと思います。同族ではないけれど、理解してくれる人を欲していたらしい。人離れするほどにそういう世界とお近づきになっていく信乃です。

■作画:上総かける 原作:杜山加英「人生は結果オーライ!」
今回から登場のゲストは馨・ヴァント。ドイツ系でオリヒロの幼馴染みです。彼もオリヒロのショパンに魅入られているひとり。でも、スランプを抱えたピアニストです。ルードヴィヒとの約束でハンマークラヴィーアを弾くことになってるオリヒロ、大ピンチに至って、馨を代役に立てる腹づもり。何かが違うとセイが首をひねってますが、今回ばかりはセイが正しい。

■あおきあかね「カロン・カコン」
和風から一転、洋物カルトです。主人公のルイス・ローレンは聖痕の使徒です。ぶっちゃけエクソシストの世界ですね。でも、神父が修行して習得したのではなく、生まれながらに聖痕を持つことでそういう力を授かった人がなるという設定。絵が先月号と比べるとすごくよくなってる!洋物だからというのではなく、表情が活き活きしてきてるんです。ちょっと目の大きいところが気になりますが、許容範囲です。
悪魔を浄化するのがルイスの役目ですが、今回の悪魔はかなり手強いらしい。しかも狙いが美少年(笑)。ピンチに陥ったところを助けてくれたのが、教会の後援者であるソレンソン伯でした。実は、彼は漆黒の翼の持ち主です。悪魔なのに神様と契約して人間界に降りてきた変わり種。都合よすぎ!って感じですが、読むときにはサラリと受け流せるように軽く触れてあるだけ。描こうと思えば連載できるネタです。さて、次はどう出てくるでしょう。

■森本秀「G・DEFEND」
The 42nd 迷路
甘めの悠さんと岩瀬…と思ったら、何やら岩瀬がクールです。悠さんの一言でそうなりますか!でも、クールな岩瀬の方が女性受けはいいのよね。だから余計に話がこじれていきます。とかく思いが強すぎて恋の迷路に陥ってしまうふたりのエピソードでした。
おもしろネタはペアリングです。一人目は、篠井さん。フェイクでしておけとロイド兄弟から贈られたらしい。この人も悠さんとある意味同列の天然です。二人目はグレイ。秘密の関係だからグレイだけですが、嬉しそうにはめてます。幸せいっぱいのグレイは、何気に池上に聞いて、岸谷共々持ってないことに唖然。ま、日本人的恋愛観なら普通でしょ。最後の一人は、意外や、悠さんでした。クールな岩瀬事件を経て、自分が付ける決心をしたらしい。ドクターが西脇にもはめて欲しいとぼやいてます。

■その他
葉芝真己「BINGO!」、柿崎 椋「御来訪学園へようこそ!」、瀬名真紗也「ベスポジ!」、山咲有貴「学園デビル」

いち・ラキ2006年5月号

  • Posted by: NARU
  • 2006年3月20日 09:20
  • 雑誌

■表紙/瀬名真紗也「ベスポジ!」
月谷日和の正面と振り返りの大河翔宇。野球部の面々は後ろ向き。

■瀬名真紗也「ベスポジ!」
野球漫画です。でも主人公はチビの少年です。ポジションはピッチャー。個性豊かという謳い文句の野球部員達のようですが、これまでいろいろ読んでるから、どの程度インパクトがあるか不明です。弱小部なので部員集めからスタートですし。取りあえず、様子見。絵は「S級」の時より見やすくなったと思います。

■森本秀「EDEN」
読み切り新作です。人界に派遣されている天使のお話。タイトルからして「アーシアン」を連想していたんですが、確かにそれに近いイメージはあります。でも、森本色が出てるので問題なし。天使作品ともなれば、大なり小なり設定は似てきて当たり前ですもん。そもそも天使がキャラという地点でかなり固定されてしまうから。
主人公のキオは普通の天使だけど、強力なマニヒス(悪魂)を感知してしまうらしく、天使の仕事としては要領が悪いらしい。そんなキオに付き添っている上司・フラウは昔おちこぼれ気味だった時、キオに助けてもらっていたことを忘れずに、とても甲斐甲斐しく世話をしています。
複雑な設定はさておき、見どころは「七星螺旋」と呼ばれる天使の大技です。どうやらこれを使うとしばらくは天使として仕事ができないらしい。なのに出会うマニヒスが強力なため使わざるを得ないキオ。成績がふるわないのも道理です。損得抜きで仕事をしているキオと一緒にいたいフラウの気持ちがなんとなくわかるような気がします。

■作画:上総かける、原作:杜山加英「人生は結果オーライ!」
セイの誕生日と北さんの誕生日のプレゼント秘話。北さんの男の主張ってどこかピントがずれてます。女性に振られるのも納得できてしまう。それぞれの価値観の違いがわかって面白いです。自分の物差しで他人を測ってはいけないという教訓も含まれてます。なんだかんだ言ってもわかってしまえば拍子抜けする気持ちのオンパレード。だから人との関わりって面白いんでしょうね。

■杉浦志保「SILVER DIAMOND」
新しい拠点に移動する度、緑を増やしていく羅貫。千艸が護衛と称して付いていけば、成重が灯二をさりげなくついて行かせてます。二人の間に入って見張り番。灯二、すっかりパシリです。でも、みんな楽しそうなんですよね。
地下の主匪達も灯火の花を頼りに地上を目指してます。そこへ落ちてきたのが白河白琵。いきがっても場所が場所だけに完全に主匪のおもちゃです。一同、すっかり羅貫に感化されてノリが明るい。
嫌がらせの大元・金隷は石のトカゲみたいな化け物を送り込んできました。こうなったら白琵も生き残るために協力するしかない。操りの糸は血で斬るしかないことを教えてくれました。ムカツク態度でも説得力があるから実行に移す主匪。みんな性格、歪んでますよ?でも、辛気くさくなるよりずっといいです。話が重いからこそキャラは明るくいて欲しい。
そして最後は満開の桜です。異世界にも桜があるってどうよ?家紋にもなってるみたいだし。「綺麗」をたくさん感じられるような世界に、そして「綺麗」以外の感情を千艸に。羅貫の小さな思いが暖かいです。

■東宮千子「赤白たまご」
白丸と赤丸の秘密が忠順にばれそうになって珠子、ピンチ!しかし、そこは人類の智恵で乗り切ります。帰宅した珠子は、年始年末を白丸とすごせると聞いて大喜びです。白丸・赤丸による不穏分子抹殺作戦は順調です。
順調でないのは、青磁と礼紋。礼紋の家出に立腹した対馬家では、アマティのヴァイオリンを奏でるに相応しい演奏家へ贈ることが決まりました。行動家の珠子、さっそく対馬家へ乗り込みます。
家へはいるまではあっさりクリア。問題はそこからです。半ば意地の張り合いみたいな感じで、直球勝負の珠子は、年内にアマティを奏でられる技量を身につけることになりました。ヴァイオリンは鳴らすだけなら誰でもできるけど、弾きこなすのは…。さて、珠子はどうでるつもりなんでしょう。

■明月昴「FOOL」
余命幾ばくもない少女が悪魔を召喚。その理由が、最期をひとりで迎えたくなかったから。しんみり読ませてほのかに余韻を残すタイプの短編です。

側にいてくれるなら悪魔でもかまわなかった。

死への恐怖を抱えた人間の本音を明確に表現した台詞です。なんでもない台詞なんだけど、効果は絶大でした。こういう余韻の残る話を描ける人が増えると嬉しいな。

■あおきあかね「夜桜秘妙」
「遙か~」を意識した作品?と思ってしまった。絵もそういう雰囲気だから。でも似合ってます。不思議系としてはありきたりだけど、悪くはないかも。

■戸川視友「海の綺士団」
今回は「G・DEFENND」がお休みのため、こちらがトリを飾りました。
引き続き、トリアーです。どうやら大司教を狙う一味がいるらしいのですが、その脅迫状からヘナの香りがするため、ルーカスは母親を疑うことになってしまいました。そんな状況下で、カイザーテルメンへピクニック。
アシェルが気になってるのは、ルーカスの指輪です。母の命ともいえるラピスラズリの指輪。惚れただけの女には渡せないと言い切ったルーカスに今までにない表情を見いだし、もやもや~としてます。でも、恋するにはまだまだ足りません。そもそもそういう感情を完全に忘れてる乙女ですもん。
カイザーテルメンで、更に詳しい指輪の事情を聞いたアシェルは、女性の見事なまでの輝きを感じてました。ルーカスが「母の命」と言って憚らない意味も理解できたようです。だから、尚更他人に渡したくないって思ってくれないかしら。
脅迫状はともかく、大司教が狙われているのは事実で、別れているときに刺客が襲ってきました。アシェルが単独で追いかけますが、広場で睨み合いになってしまいました。結局ルーカスが加勢に来たことで収まるわけですが、そこでルーカス、墓穴を掘ってしまった。彼の中で、アシェルはレディです。どんなに剣が強くても自覚がなくても守るべき女性なんですよね。そのあたりの気持ち、アシェルに伝わらないのがかわいそうです。もっとも、守るべき女性といっても色っぽい話題にはほど遠い相手ですから、ルーカスが憤っても説得力がないんですよね。

■その他
舵 英里「帝国兄弟」、柿崎 椋「御来訪学園へようこそ!」

いち・ラキ2006年4月号

  • Posted by: NARU
  • 2006年2月14日 23:44
  • 雑誌

■表紙/杉浦志保
白いチャイナ服っぽい羅貫、なかなか精悍です。しかし、やっぱり色が薄いよねえ。

■杉浦志保「SILVER DIAMOND」
悪霊を説得するうちに千艸を諭すようになった羅貫。

「大勢の女の人と一度につきあうのも、とっかえひっかえ相手を変えるのも個人の自由です。
ただ、俺は許さん!」

羅貫のひとことは絶対ですね。あっさり千艸、納得。もっとも今度はその矛先が確実に羅貫ひとりに絞られたわけで、成重さんは別の意味で危険を感じてます。次で何かリアクションあるかしら。楽しみ。
今回発揮された羅貫の力は、鈴なりの樹に作用して復活させました。鈴の音で悪い空気を浄化してくれるらしです。羅貫曰く、鈴の樹の精になった鈴蕾から一枝もらったのでこれからは悪霊は怖くない。やっぱり一番タチが悪いのは生きてる人間になるんでしょうかね。

■森本 秀「G・DEFEND」
The41st.石川の長い一日
ひさびさに隊長主人公です。自分の不注意で夜中にねんざしてしまった悠さん。なんとか岩瀬や他の他員に知られないよう治そうとするけれど、結局はバレバレ~。岩瀬は当然として、西脇やら同期の目はごまかせない。みんな隊長に甘いから。さりげなくフォロー。こういうとき、大抵西脇が役得ですね。岩瀬は近すぎて出番なし。
でも、足を冷やすのに、床に寝ころんで椅子に足首を投げ出すのか、普通?どっちかというと椅子を並べて足を伸ばさないかなあ。ははは、細かいことは突っ込まない、突っ込まない。
そういえば、JDGのジャンバー、いつから制服になったんだろう。この秋からかな。夏はベストだけだったから気が付かなかった。でも、ジャンバーの下に上着も着てるっぽいし。イマイチよくわからん制服だ。
さて、次号はお休みで、新作読み切りらしい。短編は久しぶりだからちょっと楽しみ。

■あべ美幸「八犬伝 -東方八犬異聞-」
なんか、いきなり話が濃くなった気がする。あちこちばらまいてた伏線が急に繋がってきた。オリジナルの「里見八犬伝」をどの程度活かすのか、サッパリ読めない~。良い意味で先が楽しみ。
里見家の犬神は本来女性にしか憑かないのに、男の莉芳が選ばれてるのも謎になってるんですね。その他メンバーも必然的に会えるよう話が進んでいくらしい。当面、信乃は現八から貞操を守ることになるのね。

■戸川視友「海の綺士団」
いきなりルーカスの故郷ドイツです。これまでも様々な変人ぷりを披露してくれたルーカスですが、彼の生家も負けず劣らす型破りでした。こともあろうか、トリア大聖堂の大司教が父親で。おいおい、カトリックの聖職者は独身じゃなかったのか~!?と、思ったら、ルター派の教えにそこだけ傾倒してました。メインキャラはみんな個人的事情が複雑で絡み具合が一筋縄ではいかないようです。大事件の前に小ネタで楽しませてくれそう。
温泉好きのアシェルは当然、温泉にとっぷり。想定外でルーカスも一緒に混浴です。焦ってるのはルーカスだけですが、アシェルの方にも少しばかり変化が見られました。まだまだひねくれた段階ですけど、イスラム憎し一本道だったことを思えば大いなる変化です。さて、この先どう進展していくのやら。しばらくはトリアーで話が進むようです。

■舵 英里「帝国兄弟」
なんか、回が進むごとに話のクオリティは落ちるは、絵は狂ってくるは…。これ、連載失敗だよ。たまーに読み切りにして、他に短編を書いて話し作りを量産できるようにした方がいいんじゃないかな。せっかく学園もの以外で描いてるのに、もったいない。

■作画:上総かける 原作:杜山加英「人生は結果オーライ!」
会長が全部イイトコ取りしていってます。どこかの地点でセイがポイントを話してるのか、それともセイの行方不明の家族の誰かが会長と接触したのか?このあたりまだ謎ですが、何にしても都合のよすぎる助っ人だ。
今回のポイントは、セイの能力のコントロールについて若干わかってきたということかな。結局は「人の思い」に尽きるみたいです。王道ですね。これが小ネタなのか伏線なのか微妙ですが、惜しまれる段階できれいに完結して欲しいなあ。
   
■東宮千子「赤白たまご」
白丸・赤丸に珠子を巡るライバル登場!礼紋の遠縁で佐久間忠順なる同い年の男子です。アメリカでスキップして大学院に通ってるらしい。珠子に過去を装ってさりげなーく接近中。珠子は「白丸LOVE」だけど、赤丸デーにうんざりしてることもあって、忠順と気軽に友達デートです。さて、白丸・赤丸が彼にどう対抗してくるのか。さっそくにデート中の珠子に電話を入れて夕食デートを妨害した白丸。さばさばしてるだけに珠子、鈍いぞ。
   
■その他
藤臣花恋「HEARTの封印」、柿崎 椋「御来訪学園へようこそ!」

いち・ラキ2006年3月号

  • Posted by: NARU
  • 2006年1月17日 09:40
  • 雑誌

■表紙/柿崎 椋「御来訪学園へようこそ!」
青が目につく表紙。そんなに濃い配色じゃないんだけど。

■瀬名真紗也「S級ヒーロー!」
5巻くらいまでは面白かったけど、そのうち間延びした感じで惰性的だった。最後のイベントが運動会で力と姫の勝負師合戦?高校生というより小学生のイベントみたいでチープ。無難にまとめすぎて印象が薄い。最初の勢いはどこへ行ったのかな~。短編向きなのかも。

■舵 英里「帝国兄弟」
ラストのオチが…。エミールが天性の女性好きでフェミニストだってことはよくわかった。どうせなら、そういう修羅場っぽい話が読んでみたい。

■東宮千子「赤白たまご」
白丸・赤丸入り乱れ。部屋が汚くなる赤丸デーはどうでもいいが、性格的には赤丸の方がいいような気がする。白丸はフェミニストだけどなぜか腹黒に見えるのよ。ちなみに桂君の本名は「青丸」らしい。出てくる性格によって呼び分けられてるようだ。
更に謎なのは理事長。彼の思考もちょっとヘンかもしれない。赤丸が表に出てくる夜は珠子と一緒寝るとか言い出したり(^^ゞ彼は彼で珠子を気に入ってるんだろうな。

■森本 秀「G・DEFEND」
The 40th 怪し者チーム
世界人種入り乱れ度の一番高い開発班にスポットを当ててます。一流の技術陣も度が過ぎるとマニアック集団に変貌しちゃってますね。
1.銃のメンテナンス
組み立て競争では僅差でアレクが一番。城が加わってるのをマーティが冷ややかに見てたり。篠井さん、次回から加わりたいって(^^ゞこの人、真面目で堅物そうだけど、何やらと紙一重の存在かも知れません。
2.射撃シミュレーション
コンビネーションタイプでドクターと宇崎がテストプレイです。そういえば、ドクターの特技って射撃でしたね。久しく活躍の場面がなかったので失念してました。お遊び要素として「ナイショの賭け」が入ってます。仕事中に~とツッコミたいとこですが、それを言ってたらネタにならない(笑)ラストは手を繋いでドクターと歩く西脇でした。
3.プロテクター
ロウと冠の意外な体力をご披露。被験者は本木くん、お疲れ様です。格闘の合間に魅せる本木の表情が随分精悍になりました。成長してるんだね。
4.追尾○○
移動型カメラの実験です。ようやく主人公登場。監督現場にやってきました。被験者は岩瀬。だるそうにしてましたが、隊長の一声で俄然やる気モードです。こういうとこ、岩瀬の単純回路がわかりやすくていい。ついでに今回の岩瀬、表情が豊かです。アレクが絡んでると悪ガキコンビにしか見えないんですよ。
4話とも物語というよりネタですね。設定集エピソードみたい。サラリと読むにはいいけど、本誌ではしっかりしたストーリーものが読みたい。

■杉浦志保「SILVER DIAMOND」
部落の人達に受け入れてもらった羅貫、さっそく緑を増やすのに精出してます。天然タラシの千艸。女難の相が出てませんか?ともあれ、人々に希望を与えた羅貫は追いついてきたクロの背に乗って出発です。緑を撒くと同時に希望も撒いて、良い旅立ちでした。
都では重雪が一族の滅亡を願って行動を開始。サノメの木に掛かってる衣装、あれはやはりそういうことなんでしょうか。この女性も何を考えてるのかわからない人です。でも、一番うさんくさいのは金隷ですね。アヤメの皇子も彼の傀儡みたいだし、いまひとつ何を考えて行動してるのかわからない男です。アヤメの皇子も危険だけど、むしろ金隷の方が得体が知れません。知識を持ってるだけにやっかいな敵かも。

■あべ美幸「八犬伝 -東方八犬異聞-」
犬飼現八の謎というか過去が明らかになりました。どうやら彼も過去に一度「死んだ」らしい。そういう過去を持つ人が生への執着で妖かしや鬼などに取り込まれてるというか、憑かれてるというか。
八房を連れている里見莉芳も複雑な家庭事情にあるらしい。どうも妾腹っぽい。で、同父兄弟がクソ坊主こと青蘭みたい。彼は現八とも浅からぬ因縁があるみたいだし。体内に飼ってる蟲といい、執念深さも人一倍強そうです。当面は彼が敵なんでしょうね。

■その他
柿崎 椋「御来訪学園へようこそ!」、咲有貴「学園デビル」、作画:上総かける 原作:杜山加英「人生は結果オーライ!」

いち・ラキ2006年2月号

  • Posted by: NARU
  • 2005年12月12日 17:49
  • 雑誌

■表紙/藤臣花恋「HEARTの封印」
虎市と十月。やっぱり色が薄いような気がする。バックの花がデイジーっぽく、いかにも季節感なくてイヤ。2月号というからには梅とか水仙とかほかになかったのかしらね~。

■戸川視友「海の綺士団」
船がないなら敵から奪ってしまえ作戦発動。いかにも即決アシェルらしいです。この時代、海賊行為は合法でしたから別にいいんですけどね。
思い立ったが吉日の第9分団は、フローラン船長貴下の私掠船(プライベーティア)を雇ってトルコ船を拿捕しに出航しました。マルタの騎士によい感情を持っていない船長たちは、細かなところをつついて嫌がらせをしてきます。でも、神経の太いアシェルには効果なし。代わりにダメージを喰らったルーカスは短期で切り上げられるよう、サブルにトルコ船の航路を占わせます。その結果に従って体力を温存する面々。
短期決戦とはいえ、1泊あるため、アシェルとルーカスとエルコレが同室になりました。始めはルーカスだけのはずだったのですが、あまりにもアシェルがあけっぴろげなため、ルーカスの神経が持たず、エルコレも呼び込むことに。今のところ、脈があるのはルーカスからの一方通行だけみたいですね。果たして将来、恋するアシェルが見られるのでしょうか。
さて、サブルの占いどおりにトルコ船と遭遇した第9分団は、アシェルの指揮下、最前線で戦います。エルコレが嬉々として切り込むのでトルコ側がビビってますね。アシェル達の本気を見た船員達も本気の援護をしてくれて作戦は大成功に終わりました。途中、船長を庇ってアシェルがかすり傷を負いますが、それでかえってアシェルの株が上がったようです。どこへ行ってもアシェル人気は変わりません。

■森本 秀「G・DEFEND」
ダグが主人公で、オールキャラ出演。
最初のツボは、万尋さん、真矢の誕生日、本当に忘れていたんだね~。悠さんもそうだけど、恋人イベントにはつくづく疎い人達だわ。
さて、悠さん達が飲みに出かけた翌日は館内大掃除の日でした。その朝ダグが庭先でみつけたイルカのストライプの付いた携帯がお騒がせ物体です。携帯を誰にも渡さずひたすら死守して隊員達の間を走り回っているダグの姿の愛らしいこと。動物をかわいく描くのが本当にお上手ですよね。
ダグの頼みは、自分が記憶している匂いと携帯の匂いだけ。なのに大掃除の館内は洗剤の匂いに満ちてるし、隊員もいつもと違ってウロウロしてるし。なかなか目的の人物に会えません。
その一方で、朝から落ち着きのない悠さん。西脇にこっそり相談して更に岩瀬の不審を煽ってます。ここまで読めば、ダグが持っている携帯が悠さんのものだと察しはつきます。しかし、それと悠さんが落ち着かない理由との因果関係は…?
結局、痺れを切らせた岩瀬が悠さんを問いつめようとした寸前、ダグが悠さんをみつけて結果オーライ。土まみれで悠さんをみつけたうるうる瞳のダグが最高にキュートでした。ついでにダグを抱えてテレフォンボックスに逃げ込んだ悠さんもかわいいです。どうあがいても岩瀬にはバレるのにね。
ちなみに、悠さんが必死で隠していた携帯の待ち受け画面は、岩瀬の寝顔でした。岩瀬が同じ事をしようとしたのを怒ったことがあるらしいです。普段の悠さんならしないけど、酔っぱらってつい、やっちゃった?微笑ましい日常のひとこまでした。うーん、そろそろ本格的なアクションがみたいよ~。

■あべ美幸「八犬伝 -東方八犬異聞-」
話をじっくり読ませたいのはわかるんだけど、でも、展開おそすぎ~。もうちょっと場面の切り返しを早くして欲しい。コミックスでまとめて読むべき話ですね。毎月の連載枠の中で消化しきれてないと思います。話の方向は好きだけに惜しいというか、もったいないというか。
   
■藤臣花恋「HEARTの封印」
光と闇の精霊を同時にゲット。あくまで精霊の意志を尊重するというのが受け入れられているんですね。特に今回は、封印されて感情もなく従わされた炎の精霊を見て、虎市はきれい事の勝負ではすまないことを実感したようです。もう少し訴える力が欲しい作品です。

■川原未夜「闇斬り草子」
天狗の刀は、人間を切ることができない。なぜならその刀は、命と引き替えに「人間を切れない」呪いを掛けられているから。しかし、この話の主人公は、呪いを掛けられた刀を持つ天狗ではなく、性別のない人間・桐島ヒカリです。普段は男の姿で、法力を使うときに女性化するらしい。でも、その設定、あんまり意味がないような?業人間に性別がないというのは、ファンタジーとしてありかもしれないけど、ISを知ってると笑えないんですよね。ここは真剣に配慮して欲しかったです。
読み切りなので最後まで読みましたけど、心の闇を背負って生きるを良しとするのか、魂の浄化をしたいのかヒカリがはっきりしなくて、えらく中途半端に感じました。不思議系の話より、現代ものでかわいい恋愛系の話が読みたいなあ。

■「SILVER DIAMOND」キャラ投票結果発表
今月の連載はお休みで、代わりに結果発表のキャラコメントがありました。
羅貫、千艸、成重と順当です。虹、灯二、クロと続くのはご愛敬。私もクロ、好きだよ。

■その他
山咲有貴「学園デビル」/瀬名真紗也「S級ヒーロー!」/葉芝真己「東京ゴースト・トリップ」/作画:上総かける 原作:杜山加英「人生は結果オーライ!」/舵 英里「帝国兄弟」

いち・ラキ2006年1月号

  • Posted by: NARU
  • 2005年11月14日 23:28
  • 雑誌

■表紙/あべ美幸「八犬伝 -東方八犬異聞-」
読書中の荘介とクッション抱いてる信乃。平和な構図です。
でも窓の外に目玉くん。恐怖感より笑いが出てしまう。

■杉浦志保「SILVER DIAMOND」
謎の欠片がちょっとずつ繋がってきた感じ?どうやら、大蛇は死んだら「川」になるようです。枯れた大地に川が甦る条件がおぼろげながら見えてきました。「死んだらどうなるの?」という問いに「川になる」と答えた羅貫にはきっとその意味もみえてくるはず。非常に楽観的だけど、大蛇が羅貫の味方になる伏線のような気がします。
そんなわけで、羅貫と重華は無事です。肝心の大蛇が「川」になってしまいましたから。千艸と灯野がせっかく格好良く駆けつけてくれたのに、見せ場が見せ場でなくなって残念でした。でも、灯野って強かったんですね。いきなり千艸を相手に戦ったりしたから弱いように見えただけだったのか。苦労性のキャラって好きです。
大蛇の納得した死で、同じく生け贄になりかけていた三重ちゃんも助かりました。彼女もいい子です。重華といい、本当に重雪の子供なんだろうかと疑いたくなります。早く羅貫達と合流できるといいな。
どうでもいいネタですが、羅貫はもしかして楽観を縮めた名前なんでしょうか?

■葉芝真己「東京ゴースト・トリップ」
15年前、愛する妻と娘の元へ帰る途中に事故にあって死んでしまった男が依頼主。たとえ霊魂であろうとも、先立つものがあれば依頼を受ける乾一家。たくましいというか、リアリストというか。結局、依頼主の言葉にできなかった3番目のお願いを叶えてやってハッピーエンド。それぞれの個性を活かした活躍の場も織り込んであるし、テンポもいい。読むときは楽しいけど、あとに何も残らないんですよ。
葉芝さんの絵でシリアスが読みたい!

■山咲有貴「学園デビル」
絵は嫌いじゃないんだけど、話はどうもねえ…。
何を言いたいのかサッパリわからん。

■作画:上総かける 原作:杜山加英「人生は結果オーライ!」
芸能人御用達の温泉宿で2泊3日。比呂志以外は大乗切りで、会長やら北さんも同行。温泉大好き人間のパワー炸裂です。日本人の温泉感がよく出てるだけに、比呂志には同情を禁じ得ません。私も温泉には興味ない人間なので、比呂志のとまどいがよくわかるんです。
セイが酒が強いことも判明。いいのか、17歳。年代的には23歳だけど、身体は未成年のままだぞ?比呂志は「空気に混じりたくない」心境で飲まなかったらしい。飲んだら強い気がする。
それはさておき、旅館の息子ルードヴィヒがセイと意気投合したため、比呂志は焼き餅モード。普段が大人びてるけど、こういうところは子供に戻るとこがかわいい。うまく乗せられて、「エリーゼのために」をセイのために弾いてやったり、ベートーベンの楽譜を見直したり、比呂志は比呂志のペースで過ごしてます。

■森本 秀「G・DEFEND」
予告どおり、浅野とクロウの話。今回、ふたりが恋人関係にあるとはっきりしました。出会いはやっぱり甘い物。で、浅野がGDの料理班に入ったのはどうもクロウ絡みらしい。クロウの方が2~5歳くらい年上と見た。
さて、小野さんの結婚式の二次会でぽろっと出た浅野の台詞が今回の騒動の始まりです。食堂でいきなりクロウから「俺専用の菓子はいらない」と宣言され、浅野放心状態。昔の池上を思い出します。岸谷からも叱られ、自分を見つめ直す浅野。自分で見つけた答えは立派なものですが、クロウの思うところとは全然違っていました。クロウのは、とどのつまり、「妬きもち」。それを絶対認めないことを知ってる浅野だから、返って強気な発言しまくりです。

手遅れだよ。
もうとっくに俺の心、クロさんが食っちまったんだから。

いつも押されてる浅野が今回ばかりはしっかり自分の主張を通しました。言わなきゃいけないときは誰にもあります。でも、本当にそれでよかったですか、浅野くん?元鞘に収まったあとで、クロウ、笑ってるんだもん。先のことはわからないけど、今が幸せならいいってことでしょうかね。

■戸川視友「海の綺士団」
行方不明のアシェルを探してエルコレとルーカス、合流。アシェルの行方は、エルコレの鷹イーリアスがバッチリ捕捉してました。イーリアスはなかなか優秀らしい。駆けつけたエルコレとルーカスがみたのは、アシェルを取り押さえ損ねた負傷者たちと服毒自殺を図ったエンリケでした。さっそくアシェルの命令でルーカスはエンリケの介抱に奔走し、エンリケは一命を取り留めました。ここから、スパイ事件の核心へと移るわけですが、アシェルの優秀な頭脳はロレンゾ達の調査結果からほぼ真実を導き出していました。
オスマントルコがエーゲ海で海賊行為に及んで貴族を捕らえた場合、高額な身代金を要求するのは歴史的事実でよくある話です。だから、十分な護衛なしに欧州貴族が船旅をすること自体が間違い。でも、これが逆の場合、キリスト教は異教を認めないからトルコ人はまず助かりません。身代金目当てに海賊行為に走るオスマントルコはいけ好かないけど、金で安全が保証される分、まだましかなあと思ったり。
生母の安全と引き替えにスパイを続けたエンリケは、その地点で騎士の誇りまで失っていました。そんなエンリケの心境をアシェルは一蹴します。

不幸に浸って破滅するなぞ、虫酸が走る!!

アシェルはエンリケへ「母を助けろ」と命令を与えました。しかし、同時に成功してもスパイ罪で騎士団からは永久追放。いかにもアシェルらしいのは、エンリケが失敗したら自分がエンリケの母を助けに行くとアフターフォローしてやるところです。こういう気配りがアシェルの器の大きさを物語ってます。
今回役得だったのは、オーガスタでした。落ち込んでる彼をアシェルが抱きしめてやります。アシェルに他意はないけれど、意識しまくりのオーガスタには刺激が強すぎたようで…。それをみたルーカス、ちょっと動揺してます。私的にはいい傾向ですが、肝心のアシェルに全くその気がないからどうなることやら。
最後の締めで、エンリケはオスマントルコにたどり着き、無事に母を解放してもらいました。ソコルル宰相があまりにもあっさり解放したのは意外でしたが、用なしの人間に執着するほどの暇はないってことらしい。
気になるのは、5年後に聖ヨハネ騎士団とオスマン帝国の歴史的対決が迫っていると明記してあること。たぶん、オスマントルコが攻めてきてマルタ島攻略に失敗したことを指しているんだと思うけど、うーん、記憶が定かでない。1571年のレパント海戦にもマルタ騎士団は参戦してるけど、これだと年号が合わないし。ちょっと真面目に年表を拾っておこう。

■その他
立木カヤ「LIFE☆SWITCH」/柿崎 椋「御来訪学園へようこそ!」/瀬名真紗也「S級ヒーロー!」

いち・ラキ2005年12月号

  • Posted by: NARU
  • 2005年10月18日 23:45
  • 雑誌

■表紙/山咲有貴
ハロウィーンぽくていいかもしれない。
でも、12月号にハロウィーンというのもどうだか(^^ゞ

■戸川視友「海の綺士団」
アシェルの事前打ち合わせなし作戦発動。ルーカス、苦労してます。なんだかんだといっても心配してくれる彼が好き。夜のご訪問、オーガスタだけはまだ葛藤が続いているようです。そういう真面目なオーガスタも好きですよ。
アシェルの読みどおりエンリケが動きます。どっちがタヌキでどっちがキツネだ?それでも「安息日にデート作戦」は無常に進行中。アシェルの剣の腕前は知ってるけど、閉じ込められた空間というのが気になりますね。このままお船でトルコ行き決定?でも、港で船を見張ってるメンバーもいるし、なんとかなるのかもしれません。
今回心配性なルーカスですが、エルコレとどっちが見せ場を作ってくれるんでしょうか。すでにエルコレは刺客を倒して本気でアシェル探しに奔走してます。ルーカスも騎士団長との食事を放り出して行動開始。親愛のキスをもらった分だけ、しっかり働こうね、ルーカス。

■杉浦志保「SILVER DIAMOND」
クロ(犬)の次はヘビです。それも巨大な。ツッコミどころがありすぎて突っ込めない羅貫。しかし、「にゃあっ」って何だ(笑)?千艸が喜んでますよ。謎が残ったまま、ずぶ濡れになった羅貫たちはこれまた曰くのありそうな村にやってきました。はい、楽しいお風呂の時間です。でも、どうも村人の様子が変。重華の過去とも関わってきそうな展開です。以前、ちょこっとだけ登場した三重ちゃんも関わりが出てきそう。取りあえずは、生け贄にされてしまった羅貫と重華がこの危機をどう乗り越えるのか、ですね。千艸が間に合うというのが一番確実な線ですが、それじゃあお約束すぎて面白くないもん。

■森本 秀「G・DEFEND」
全国の小野さんファンの皆様、おめでとうございます!
こう来たか!!って感じです。小野さんの結婚式をみんなで警護。同期の友情が光ります。
女装ネタはしないとの噂でしたが、こういう展開ならいいんじゃないでしょうか。万尋さんが一番美人かな?由弥は文句なくカワイイ。クロウと尾美は、似合いすぎ!いいとこは尾美が持って行きました。最近、尾美、優遇されてません?岩瀬と悠さん、活躍の場があったようななかったような…どこにいても隊長だからみんなの取りまとめ役ってことで。さつきさんがダンナ様に甘えてるとこに萌え~。たぶん、安定期だよね?でも、何もさせてもらえなかった(笑)。
意外なところで西脇の特技が明らかになりました。そういえば、西脇は化粧品関係の会社に勤めてたんだっけ?ちょっと記憶があやふやですが、DG辞めてもメークアップアーチストで喰ってけるかもね。
最近は男女交際のもつれで刃傷沙汰がニュースになってますから、小野さんの結婚式みたいなことは絶対ないとは言い切れないです。今では科学的知識があればネットで検索して爆弾作れるし。ある意味時代を先取りした話かもしれません。
結局最後の締めは、ちゃんと花婿がやりました。背負い投げでプールに落とすとは…やりますねえ。コンピューター班でも訓練を受けてる証し。モーニング姿の凛々しい顔にドキドキです。サービスしてる城も格好よかったし、真矢の案内もステキだったよ~。アクションシーンとは違う戦いもたまにはいいかも。

■舵 英里「帝国兄弟」
それなりに面白かったかな?ロベルトのキレッぷりを本気で怖がる団長がポイントね。ただ、どこかマンネリな印象は否めません。おそらくキーポイントとなるメインストーリーがないからでしょう。帝国という舞台があるのにもったいない!

■葉芝真己「東京ゴースト・トリップ」
ドナーテーマは悪くないんだけど…。
こういう話をシリアスで読みたいと思うのは私だけかなあ。

■藤臣花恋「HEARTの封印」
華やかな作画は健在。でも、どこか浸れない。
主人公=勇者=男の子の図式の必要性がイマイチなのかも。

■羽音こうき「はーとふる・ダイナーズ」
仁が思わせぶりな怪我をした割りには、安直でした。もう一歩突っ込んだ危機的雰囲気が欲しかった。ゲストキャラの沙耶(アイドル)も浮いてるし。肝心要の感動が伝わって来ーなーい。本音を出すという方向付けは悪くないんだけどね。
料理を全面に出して描いてもらった方がインパクトあるような気がします。取材は大変かも知れないけど、人生を語れるほどの料理を小道具に使って欲しいです。

■その他
山咲有貴「学園デビル」/柿崎 椋「御来訪学園へようこそ!」/立木カヤ「LIFE☆SWITCH」/七角 青「正義の味方?」

いち・ラキ2005年11月号

  • Posted by: NARU
  • 2005年10月18日 00:46
  • 雑誌

■表紙/杉浦志保
綺麗なんですけど、色が薄いですよね?

■杉浦志保「SILVER DIAMOND」
獰猛な野獣かと思っていたら、かわいい犬(♀)のクロでした。
お姉さん(成重)は世話焼きが大変(笑)
成長した木に登って荒れ地を見渡す羅貫と千艸がいい感じ。
千艸は確信犯ぽいですが、羅貫がこだわりのない性格なため全く問題ありません。
今回はあまり緊張感がないというか、特に進展なし。もうちょっとテンポを速くして~。

■森本 秀「G・DEFEND」
悠さんの休日はいつも事件に巻き込まれるようになってるらしいです。
今回の相方は岩瀬・父。
「アッキー」と呼んでくださいなどとアヤシイ出現ですが、悠さん気にしません。
知らない人について行っちゃダメでしょ(笑)
結局ふたりして追っ手をぎゃふんと言わせ、岩瀬・息子に呆れられました。
石川隊長にもどって挨拶する悠さんはステキに好青年でした。

■戸川視友「海の綺士団」
敵であるトルコ側から事件はスタート。スパイから情報により、アシェルに興味を持ったミフリマ王女が、なんとアシェルを連れてこいと言い出した。相手が相手ですから、命令された方も必死です。
アシェル達もスパイの存在に気が付いていて、ほぼ同時にスパイ狩りを始めます。騎士団テストというふれ込みで、疑わしき男エンリケを見つけたまではいいけれど、物証がないため捕らえるには至らず。時間との戦いで作戦を立てたアシェルだけど、打ち合わせなしの展開にみんな気が気じゃありません。ま、そこがアシェルらしいといえばらしいですが。まずは、お手並み拝見です。

■川原未夜「翠龍鬼倒伝」
最後2話がとっても時間が空いての掲載なので、なんか尻切れトンボ。
絵とか世界観は好みなんですけどね。
結局天界に戻らず、天帝もあのままだし。
翡翠のブラック化だけは克服できたようですが、やっぱり中途半端に切り上げた印象が否めません。

■その他/山咲有貴「学園デビル」/あべ美幸「八犬伝-東方八犬異聞-」/瀬名真紗也「S級ヒーロー!」/舵 英里「帝国兄弟」/柿崎 椋「御来訪学園へようこそ!」

いち・ラキ2005年10月号

  • Posted by: NARU
  • 2005年10月17日 09:40
  • 雑誌

■表紙/東宮千子「赤白たまこ」
珠子が狙い撃ちポーズ。横に桂君。しかしピンクの背広って…。

■東宮千子「赤白たまご」
理事長と青磁の摩訶不思議な恋愛関係。結局珠子がお見合いをぶっ壊すわけですが、なぜにメイドコスプレ?その方がインパクトは大きいですが、ここまでしちゃうと単なるギャグです。それもシラケ鳥が飛んでます。ポンポン話が出てくるのはいいんだけど、打ちっ放しなネタが多くないですか?

■あべ美幸「八犬伝~東方八犬異聞~」
帝都に向かう列車の中で雪姫と遭遇。彼女は犬山道節に憑いてました。不気味な目玉も付いてきてるらしく、信乃のまわりは妖かしがいっぱい。まあ、八犬伝ですから、犬の名のついた人物が出てくるのは予期してましたが、どうも妖かし憑きらしい。
浜路を連れていった男も狐憑きみたいだし、人間の出現率が減ってきてます。物語の進展がゆっくりなのと舞台があちこちに飛ぶので連載枠だけでは話がなかなか見えません。

■杉浦志保「SILVER DIAMOND」
襲ってきた白河白琵を捕らえるべく罠を張った千艸たち。見事に成功したら、白琵はは居直っちゃいました。逆に羅貫たちを仲違いさせるべく灯二へ言葉巧みに話しかけますが、矛盾を突いた千艸にあっさり見破られます。更には役に立たない人間は妖芽の皇子の餌と言い切るし。羅貫じゃないけど、ホント、性格悪いです。でも、彼とて所詮は使い捨ての駒にしか過ぎません。
白琵が去った後、羅貫の危機を救ってくれたのは巨大な黒い獣でした。石をバリバリ食べる一見凶暴そうな石狼ですが、心根の優しい獣のようです。

■戸川視友「海の綺士団」
島の貴族の屋敷でペスト!?万が一を考えてアシェルはルーカスとエルコレと3人だけの少数行動。もちろん、ペストとは狂言で、真相は後妻のお家乗っ取り陰謀でした。一人娘のファーナは以前騎士団の騎士に手ひどい失恋を受けたため、最初はアシェルに反感を持っていましたが、助けてもらったことですっかりアシェルにメロメロです。女とわかっても気持ちは変わらず、分団に押しかけメイド。メインストーリーに進展はなく、おもしろキャラクターが増える番外編です。女の子が少ないからいいのかな?

■森本 秀「G・DEFEND」
The 35th KALEIDOSCOPE
西脇特集の短編8編。西脇は好きだけど、お願いだからこういうのはコミックスの書き下ろしあたりでやってください。本編ではそれなりの物語が読みたいです。キャラネタには面白いけど、本誌でされると損した気分。サックス吹く西脇とか、ルックス的には見たかったコマが多いんだけど。

■その他
葉芝真己「東京ゴースト・トリップ」、作画:上総かける 原作:杜山加英「人生は結果オーライ!」、舵 英里「帝国兄弟」、瀬名真紗也「S級ヒーロー!」

いち・ラキ2005年9月号

  • Posted by: NARU
  • 2005年10月16日 11:08
  • 雑誌

■表紙/舵英里「帝国兄弟」
ロベルトとエミールのツーショット。当然ですな。

■舵英里「帝国兄弟」
ブリュガン公爵からの依頼を受けたロベルトとエミール。もちろん受けたのは皇帝ですが。公爵の本音は、皇帝に近衛は不要。はっきりいって嫌がらせです。それを承知で受けるロベルトとエミールはやる気満々。ふたりにとっては体面も大切だけど、困ってる人は一般人でも見逃さない点がすばらしい。皇帝よりもタチが悪いと言わしめた公爵ですが、依頼された盗賊退治を成功させて、まずは、めでたしめでたし。

■森本秀「G・DEFEND」
The 34th 境界線
予告編どおり、城主役です。先の襲撃事件でアレクとの実力の差を見せつけられた城。手助けどころか、実はアレクの足手まとい?繊細な城らしい葛藤が出ました。
アレクを知ってる岩瀬からみれば、城の葛藤は空回りなんですが、それがわからないうちは迷いますよね。西脇が「それじゃ、わかりにくいだろ」というくらいですから、さもありなん。
逆に、城から愛想を尽かされたか?とからかわれるアレクサイド。マーティは静観してるみたい。既に恋人に立候補してるだけのことはあります。まあ、それまでにマーティにも葛藤があったわけですから、城もそのラインに立ったということですね。悶々とジョギングしている城が妙に格好良くみえたりして~。いえ、ホントに精悍でいい男になってます。
城の迷いは、暴漢騒動で一段落。
『この人といると楽しいから。今はそれだけでいい』
ふっきれた城とアレクの本気の取り組みは、周りを圧倒させてます。それだけ城も成長してるということ。もっと自信を持って良いと思うよ、城くん。

■東宮千子「赤白たまご」
ひょんなことから、赤丸・白丸の正体を知ってしまった珠子さん。それでもやっぱり」彼女にとって桂くんは憧れの好きな人。理事長と一蓮托生の学生生活まっしぐらです。
さて、問題児の赤丸は、実は天才児でもありました。天才の考えていることは常人には理解できない。憎たらしいけどいい人なのです。それが証拠に、珠子の借金三千万円を肩代わりしてくれます。相談を持ちかけたのは白丸ですが、ちゃんと応えてくれるんだから、赤丸にも心があるわけで。珠子さんもそのあたり理解してくれそう。でも、彼女の好きなのは、やはり白丸だから、これからの切り返しが面白くなりそうです。
今回はセイジにいいところなかったなあ。ま、次回に期待しましょう。

■藤臣花恋「HEARTの封印」
精霊ものなので、探す精霊も、オーソドックスな振り分けがしてあるようです。今回は風の精霊でした。世を騒がす海賊ですが、既に足を洗ってる?
密航しかけているところをみつかったけれど、逆に説得して封印。こういう封印もありなのか、と呆れながらも面白かった。

■戸川視友「海の綺士団」
女性でありながら心は騎士だからと、侍女達を口説いてるアシェル。いい男っぷりが冴えてます。そんなアシェルを団長とした第9分団がマルタの騎士団に誕生しました。彼女の仕事は、まず、団員の確保。他の分団からお手軽にスカウトです。ルーカス、ドン・ホアン、オーガスタに始まって、サブル、ロレンゾ、ルイ・ルネが加わってあと残るはイタリア出身の騎士のみ。最初にアシェルと関わり合った面々が揃ってます。
そこへ、問題の人物が帰還したとの知らせが入りました。彼はアシェルが父と間違えるほどのいい男。しかし、ルーカスが間に割ってはいるほどの問題児。でも、実の兄の「これ!持っておいき」の一言で、第9分団に加わりました。ますます波瀾万丈の予感。ルーカスが大変そうですね。

■作画:上総かける 原作:杜山加英「人生は結果オーライ!」
セイの兄・シュウと志摩さんの間に何があったのか?未来を変えてはいけないと言いだしたシュウの言葉の裏には何がある?いろいろ謎めいたタイムスリップ性質の問題がクローズアップです。セイは短絡的に考えてますが、オリヒロはそれなりに考えがあるみたい。どこでどういう切り返しを仕掛けてくるのか楽しみになってきました。。

■瀬名真紗也「S級ヒーロー」
予算争奪鬼ごっこ。普通、やるか!?な展開は、いかにも姫らしいです。その裏には、絶対の信頼と自信。いい意味で青春してます。
学園を使っての鬼ごっこは、生徒会側の圧倒的なチームワークで勝利に終わります。見所は姫の強運というのもお約束。

■その他
あべ美幸「八犬伝」、柿崎 椋「御来訪学園へようこそ!」、葉芝真己「東京ゴーストトリップ」

いち・ラキ2005年8月号

  • Posted by: NARU
  • 2005年7月20日 09:38
  • 雑誌

■表紙/あべ美幸「八犬伝」
荘介と信乃と村雨(烏)

■東宮千子「赤白たまご」
わーい(^◇^)始まったよ、新連載!久方ぶりの東宮さんは現代物でした。ちょっと学園ものぽいところもあるけれど、主人公の洲玉珠子が高校一年生だから日常を描くとなれば当然の成り行きですね。
さて、珠子さんはしっかりものですが、どうも親族運がないらしい。両親亡き後の遺産をあくどい叔父さんにいいように使い込まれたらしいです。天涯孤独の主人公路線は健在です。
珠子さんのまわりに配された男性はもちろんイイオトコずくめ。謎の同級生・桂くん。謎のパトロン・桂セイジに謎の学園理事長・対馬。もちろん、いわくつきの男性陣です。
さて、パトロン・桂セイジの家掃除にやってきた珠子さんは、そこで憧れの同級生・桂くんの本性を見てしまいます。だからといって嫌いになれないところが珠子さんの本気です。赤丸・白丸と呼ばれている桂くんと珠子さんの行く末が楽しみ。
そしてもう一組のカップルがセイジと対馬理事長でした。
『いい男が独身でいるには、いるなりの理由がある』
人生の真理を垣間見たところで、第1回目は終了です。

■あべ美幸「八犬伝」
妖刀・村雨をめぐる妖怪もの…らしい。八犬伝とタイトルがついているところから、犬系の妖怪かわけありの一族が絡んでくるものと思われます。
メインは男なのに女として育てられた信乃。彼が村雨の持ち主らしいです。今のところ、いっしょにいるカラスをそう呼んでいるので、このカラスがワケありですね。
動的な絵は魅せてくれます。ただ、私の好みからちょっと外れてるので、物語についていけるか微妙。

■羽音こうき「はーとふる・ダイナーズ」
1年ぶりの掲載。でも、連載ではないらしい。
今度の難物は、売れっ子アイドル・上波沙耶。その子を満足させる料理を作ることになりました。その成り行きで、いっしょにモデルをすることになったミエル・ローザの面々。もちろん、スムーズにいくわけがなく、メインシェフの仁さんが沙耶を庇って怪我をしたらしい…。次回の掲載が未定なので、どうなりますやら。

■作画:上総かける 原作:杜山加英「人生は結果オーライ!」
今回から登場のゲストは伊勢志摩さん。人気脚本家でカンさんのお知り合い。セイちゃん気に入ってます。その理由というのが、誰かに似てるらしい。で、その誰かが、あっと驚け、セイのお兄さんでした。セイのタイムスリップ性質と絡んで何かが起こる。

■杉浦志保「SILVER DIAMOND」
羅貫たちは、不思議な一軒家に到着しました。壁のない木の家。そこにはなぜか種の箪笥がある。ついでにみつかる「あやかし」の爪痕。そこから石でできた化け物が襲ってきて戦闘開始です。なにせ石だから崩してもまた復活してしまう。切っても切っても戻る石に焦る成重や灯野。窮地を脱したのは、やはり千艸の目の力でした。元をみつけて、タイミングを合わせて成重が切る。お見事!
その中で羅貫の笑いどころは、種を使っての壁作り。なにせどんな植物が生えてくるかわからないので、出たとこ勝負でしょう?メルヘンな家ができあがってしまいました。こういうほのぼのしたシーンがあるので殺伐した印象が薄められるのです。
一度は阻まれたざくろの攻撃。しかし、諦める気はないようで、ポイントを割り出してリベンジを掛けてきます。さあ、千艸たちは次にどうかわすのか。

■森本秀「G・DEFEND」
The 33rd 古の英雄・後編
いきなり宮沢さん!ではなくて、化け物の正体が宮沢さんそっくりでした。私情でまくりのアタック開始です。石川と岩瀬が揃っていて負けるはずもなく、応援もあって、バッチリ撃退。いいところをもっていったのは誰でしょう(笑)。仁獣の役どころから、そのまんま朧様でした。化け物を浄化する璃芳と拓仁のコンビネーションは最高です。ふたりとも益々格好良くなっちゃって。惚れ直しますよ。
事件解決後、石川と岩瀬は元の落ちてきた空間の歪みから、現代へ帰還。仲直りもして一緒にお買い物に出かけるらしいです。
物語のオチは、石川の格好です。なにせシャンリンの見立てた衣装のまま。現実主義の西脇は「みなかったこと」にしています。問題は、クロウさん。しっかり写メに撮ってますよ。どうするんでしょうね。言い訳する石川が見たかったりします。

■その他
葉芝真己「東京ゴーストトリップ」、柿崎 椋「御来訪学園へようこそ!」、立木カヤ「LIFE☆SWITCH」

いち・ラキ2005年7月号

  • Posted by: NARU
  • 2005年7月20日 09:20
  • 雑誌

■表紙/上総かける「人生は結果オーライ!」
セイとヒロシのツーショット(お約束)

■上総かける(作画)、杜山加英(原作)「人生は結果オーライ!」
カンさんのクイズ番組「クイズ・パートナーズ」に出ることになったセイとヒロシ。親しい間なら知ってて当たり前といわれるお互いの血液型と生年月日からジャンル不問のマニアックな問題まで何でもアリの展開です。ふたりの感覚の違いがよくわかります。お助け人に会長が登場したり、カンさんの「ヒロシはひな鳥」発言でヒロシがキレたり、結構波瀾万丈。軽快なテンポで読ませてくれた回でした。息抜き的なこういうエピソードのうまさは原作者の手腕が光る部分ですね。

■杉浦志保「SILVER DIAMOND」
なんていうか、第三の目大活躍?灯野兄弟の縁がクローズアップ。テレパシーとは微妙に違う意思伝達。千艸を媒体に灯二が地図をくくりつけた矢を放ちます。地図を頼りに二手に分かれて都へ向かうことになりました。羅貫は自分の言った言葉を本当にするために力を使う。だからみんなの力が必要なのだと。頼りなさげだった羅貫が逞しく見えました。
もうひとつの気になる血筋は成重とその妹「三重」。こちらはまだ出会ってません。でも、三重ちゃん、成重を探す気満々です。不気味な蛇と対面したとこで今回は終わり。あの蛇さん、虹と何か関係があるのかな?

■森本秀「G・DEFEND」
The 33rd 古の英雄・中編
いきなりダグ、攻勢に入ります。すぐ石川に取って代わられるけど。石川の体術を見て感心する璃芳たち。でも、盗賊団の下っ端はどうにかなっても女頭領は妖術を使うため、石川だけでは無理みたいです。無理といえば、岩瀬を縛っている鎖。これも変な妖術が使われているため、現状では解くことができません。拓仁が力を使えば反動で岩瀬が骨折を負わされるし。ダグと緑を残して女頭領を追うことになりました。あ、女頭領は犬が苦手みたいですね。女性にありがちな設定かな?
タダでは逃げない女頭領。怪しげな巻物を解放して化け物をたくさん呼び出しました。朧様大活躍。拓仁よりいい役かも(笑)
さて、鎖で繋がれていても岩瀬は石川の姿に見惚れてます。さすが恋人。見るところが違いますね。両手で頬を包んであげる石川もナイスフォロー。それより凄いのはやっぱり岩瀬。石川の危機に鎖を引きちぎって駆けつけてきました。しかし、相手は妖術使い。女頭領の殻を破って出てきた妖魔にどう立ち向かうのか?たぶん次号で最終回。乞うご期待です。

■戸川視友「海の綺士団」
いきなりルーカスのセミヌード!!いつ見ても戸川さんの描く裸線はキレイだ。しかし、その美しさにビクともしないツワモノ・アシェル。ま、いちいち男の裸に反応していては騎士は務まりませんけど。
各分団の仲はよくないことが判明。勢力主義の中世だから、妥当な環境設定ですね。今回初登場のイタリア騎士団長は美女風美形でした。アシェルと考え方が似てそう。いずれにしても個性豊かなレギュラーになりそうです。
今回のお騒がせ事件はカステーリャ・レオン分団アントニオ中隊長との50kmマラソン競争です。女性のアシェルでは体力が保つまいとの悪巧み。確かに暑い中、アシェルには不利です。マラソンの駆け引きも知らず、熱中症にも見舞われます。が、知らせを聞いたサブルがルーカスを呼びに言って、水掛合戦で窮地をしのぎました。そのあと医務室で手当を受けるときのやり取り、やっぱり女性としての意識が皆無です。
ともあれこの勝負もアシェルの勝ち。その姿勢には若い騎士たちの応援と年かさの団長たちの受け入れ体制ゲットというおまけ付き。コレを受けて騎士団長は「マルタの大軍団」なる計画を実行に移す模様です。やっとストーリーが動き始めた~。

■町田みたま「-The Garden-」
この人の絵、好きだな。回を追うごとに好みの絵になってきてる気がする。繊細すぎず、サクッと描かれてるんだけど、柔らかいキャラ。それでいて線が強い。ときおり見せるゾクリとした表情が印象的です。カオスの血を引く主人公ライカと竜人種のリドの旅はどこまで続くのか先が気になる終わり方でした。これまでの話もそうだけど、続きを描こうと思えば続けられる話ですね。いつかどれかが連載になるかな?

■藤臣花恋「HEARTの封印」
今回から読み切り方式。再開1回目は本編ではなく脇筋エピソードでした。双方の両親の紹介を兼ねた喜劇です。ウエディングゲームでパートナーの信頼度を確認し合います。華やかでかわいい藤臣さんの絵が活き活きしてみえました。男女コンビでもいける絵なんですよねー。このあたりは好みですけど。

■舵 英里「帝国兄弟」
前回といい、以前ほどのおもしろパワーが感じられません。正式な連載前の方がドキドキして面白かった。展開を無難な線でまとめているからかな?せっかく個性的なキャラなのに残念です。

■その他
山咲有貴「学園デビル」、柿崎 椋「御来訪学園へようこそ!」、七角 青「幼なじみ」

いち・ラキ2005年6月号

  • Posted by: NARU
  • 2005年7月20日 09:18
  • 雑誌

■表紙/杉浦志保「SILVER DIAMOND」
学ランの羅貫と千銀

■杉浦志保「SILVER DIAMOND」
まずは、衝撃の新展開!ということで杉浦志保さんの「SILVER DIAMOND」です。表紙の羅貫もだけど、カラーページの白い羅貫もいい顔してるなあ。やっぱ、美形は何を着ても似合う。でも、羅貫にはガクランが一番よく 似合ってる気がする。最近はブレザーの学校が多いから、余計に新鮮に映ります。
さて、肝心な物語の方ですが、いきなり金隷が本性を見せちゃいました。皇子はどこまで気がついているのかわかりませんが、金隷は紛れもなくブラック化。
一方、羅貫たちは分断されましたが、無事でした。美味しい役所は、灯野主匪かな。

…その傷をひらいてごらん。おまえは俺と似た類の人間だよ…。
この世界をどうにかしたいのならば、といてごらん。それは力になる。

千銀の言葉に従って、主匪はバンダナを外します。羅貫側、これでまた力を手に入れましたね。あとはふたりが何とかすることでしょう。
気になるラストの階段。天の階ということですが、羅貫たちのいる砂漠にも繋がってます。さあ、どう出る?

■戸川視友「海の綺士団」
アシェルのお引っ越し歓迎会。その全段で荷物運びがあるんですが、巨大な荷物の中身はアシェルの母親が持たせたドレスでした。ドレスアレルギーのアシェル、大変です。もちろん、速攻で送り返したらしい。お母さん、いろいろたくらんでますね。まだまだ波乱を巻き起こしそうです。
歓迎会は、トルコ兵の脱走事件で中途半端にお開きですが、思わぬ展開を見ます。やっぱりルーカスは強かった。アシェルの渾身の突きを受け止めたことでそれは証明されました。屁理屈つけて、アシェルとの勝負は逃れましたが、さてどうなることやら。もうひとりのナンバー1とともにアシェルには気になる存在です。
それにしても敵であれ病人に対しては医者であるという姿勢を貫くルーカスは、並ならぬ度量の持ち主です。器が大きいというか。アシェルはそれを「寛容」と捉えてますが、それだけではないと思う。

■森本秀「G・DEFEND」
The 33rd 古の英雄・前編
「仁獣芳烈伝」と「G・DEFEND」のコラボは、石川と岩瀬が緑が落っこちてきたところに出くわして、受け止めようとしたら、世界が繋がっちゃった!ダグとともに石川だけ璃芳に助けられて拓仁御一行とご対面。さっそく香霖に目を付けられてしまいました。もちろん、あとからやってきた朧様にも。石川、開き直ってます。混乱するより、理屈抜きにして受け入れてる!さすが強靱な精神の持ち主です。
ドレスアップしたところで、岩瀬探し。これは緑くんのお手柄…といえるような言えないような…。あ、緑くん、また小さくなりました。何か悪いモノを食べたらしいですよ?
さて、近代兵器には強い岩瀬といえど、妖術にはあらがえず、捕まってしまってます。山賊の頭領が女で、しっかり岩瀬をお気に入り。石川達は、間に合うのか!?
前後編なので、いいところで終わってます。私はコラボ、好きだからうれしいけど、オンリーな人にはどうだろ…。賛否が分かれそうな作品です。

■町田みたま「A STORYTELLER」
地球を「書いている」カインの物語。タイトルまんま、です。そのカインが地球に落ちて飛行機野郎のジンと同 居。自分の書いたストーリーが歴史である世界で過ごします。勃発してしまった戦争を終わらせるため奔走するカイン。神様は人としての行動を取ったのでした。しかし、ラストがアカン。なんか安直すぎ。もう一歩ひねりが欲しかったわ。
町田さんの優しい感じの絵は好きなんです。ファンタジーというよりおとぎ話向きな絵だと思います。「綿の国星」みたいなかわいい物語を描いたら似合いそうだと思うんですが。雑誌の路線と合わないかしらん…。

■川原未夜「翠龍鬼倒伝」
これまでもやもやしていた事件が片付きました。読んでる方には、一連の犯人がわかっていただけに、「なんで気がつかないんだよ」状態でしたが、これですっきりしました。いいところで帝が出てくるし。どちらも出てきて、私は満足です。

■瀬名真紗也「S級ヒーロー」
姫の目から見た魅力ある学園写真。身近なテーマですが、姫の考え方がよくわかるエピソードだと思います。初めて勝負物でない話ですね。
オチは、オチとして面白いというか。このエピソードのために璃貴は「笑わないキャラ」で作ったのかと思ったくらい。等身大の話題でおもしろかったです。

■作画:上総かける 原作:杜山加英「人生は結果オーライ!」
まさに、結果オーライ!で進んでます。会長、キミは只者ではありませんな。セイがコロリと欺されたのは当然として、ヒロシまで欺し通すとはあっぱれなお手並みとしかいいようがありません。

■その他
舵英里「帝国兄弟」、山咲有貴「学園デビル」、七角 青「成田君」

いち・ラキ2005年5月号

  • Posted by: NARU
  • 2005年7月20日 09:08
  • 雑誌

■表紙/戸川視友「海の綺士団」
剣を振り上げている躍動的なアシェル。
その背後の両脇にマルタ騎士団の(おそらく)メインキャラ。

■戸川視友「海の綺士団」
なんと言おうと、今月号の目玉でしょう。予告カットのタイトルを見たとき、綺士は騎士の当て字とは思ったけど、まさかそーゆー意味で使われていようとは!登場から男性的で、大天使の名は伊達じゃないし、好きです。こういう「いー性格」してる強い「女のコ」。戸川さんらしく、笑顔の綺麗なキャラなのも嬉しいです。一生懸命が真摯な姿勢というのも私の中ではポイント高いです。

メインの中で黒髪の青年はルーカスでアシェルの面倒も彼が見るらしいので、多分にルーカスが意中の人になるんだろうな。水難の相のオチ、お約束的でしたが笑えました。これで同い年ってのは詐欺だぞ。年齢と実力と技術の現実的矛盾は問いません。漫画の世界にそれを言っちゃあ、夢も希望もないですから。

脇役で美味しいキャラは船長さんかな。キャプテン・ドレイクばりに片眼に眼帯なところも好きです。島が舞台なので、船も多分に関わってくると思いたい。イギリス分団のオーガスタ、やられ役でしたが印象度はバッチリです。特徴的な騎士はだいたい個性が出ていたと思います。アシェルとどう絡み合うのやら、先が楽しみです。

■森本秀「G・DEFEND」
The 32nd 光の標=前進
事件後の団らんでした。うささん兎耳がカワイイの。西脇の耳打ちに「これからです」と答えるマーティの悔しそうな顔がイイ。城も何気に美味しいところをさらってるようだし、助っ人紫茉さん素敵だし、手術姿の三浦医師、こんなにイイオトコでした!? 最後の「おまけ3」に爆笑。さあ、どうする、過保護キング?
冬水社公式サイトをチェックしてる方は既にご存じのことと思いますが、森本秀さんのライターズからとてつもなく素晴らしいオマケが見られます。こういうところが最高なんですよねっ。

■舵英里「帝国兄弟」
ものぼのに飛ばしてますねえ。登場人物が少ないのにそれをうまく回しているなあ。陛下の出番は最初と最後ですが、物語の出と締めにピッタリの役所です。エミールが無用に微笑み返す絵がいいんです。大勢のキャラがワイワイ絡む大がかりな物語の方が本来好きなんですが、敢えてこじんまりした世界での話というのも新鮮でした。

■瀬名真紗也「S級ヒーロー」
主夫キング決定戦はなんか尻切れトンボ。ネタそのものが地味な素材だから仕方ないところはあると思います。姫の強運で乗り切るお約束。でも、ひとつだけ、オムライスで言わせてもらえば、半熟卵を上にかけるより、薄焼き卵でくるむ方が作るのに難しいと思うんですけど?こればっかりはレシピが詳しく解説されてないので判断できませーん。次回の勝負に期待。

■杉浦志保「SILVER DIAMOND」
本格的に物語が動くのは、まだ先みたい。地面は動きましたが(^^;珍しくシリアス一直線。妖芽と沙芽の対比、宣戦布告と「静」ながら見せるコマが多かった。こういう止め絵的な構図は本当に見惚れるほど美しいです。物語を楽しみというより、絵で読ませてしまう。毎回、すごいなあと思います。

■南月臣「VAMPIRE HANTER」
吸血鬼ハンター・識とその守護狩人・連理は、ありきたりな関係ながらも過去のトラウマをうまく組み込んであると思いました。新人さんの読み切りでこのくらいインパクトがあれば先が楽しみです。アップの表情にもう少し深みがあったら美形度も文句ないです。これはその人の画風もあるから絵柄の好みってことになるんでしょうね。

■その他
葉芝真己「東京ゴーストトリップ」、作画:上総かける 原作:杜山加英「人生は結果オーライ!」、柿崎 椋「御来訪学園へようこそ!」

いち・ラキ2005年4月号

  • Posted by: NARU
  • 2005年3月28日 11:18
  • 雑誌

■表紙/あべ美幸「困った時には星に聞け!」
最終回を記念して宝と清嶺のツーショット。

■作画:上総かける 原作:杜山加英「人生は結果オーライ!」
オリヒロの真似っこアイドル・野口康介登場。事務所の売り方針でオリヒロに絡んできます。しかし、オリヒロは完全無視。彼にはセイしか映ってないから。セイさえいればあとはどうでもいいというオリヒロ。やっぱり天然です。とはいえ、実力を発揮してアルバム「SAY」を発表。やっぱりどこまでもセイ一筋でした。

■七角 青「神様の言い分」
これまでの路線とは全然違うタイプの新人です。まず、絵。好みが別れそう。ギャグにはよく合ってますが、それが生かせない話だとたぶん使えない気がするんですが。「神様の言い分」に関しては、とてもうまくできている話だと思います。お稲荷様がユニー