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鈴蘭の咲く頃に

もはや恒例となった、「ザ・ビーンズ」に掲載される彩雲国物語の外伝の今回の主人公は、なんと清苑公子の母君でした。清苑が茶州に遠琉となった事件の顛末が描かれています。本編でも清苑の母は美しい女性だったと書かれていましたが、今回は、「その類いまれなる清麗な美貌から」と具体的に記され、それが「鈴蘭の君」の呼ばれる由来となっています。

清苑が縹家の罠にはまって流罪になったことは、それまでにも匂わされていましたが、「鈴蘭の咲く頃に」ではっきりしたわけです。しかも依頼主まで。清苑の頭脳明晰さは、父親譲りでなく、母親譲りだったのかも。特に黒いところが。劉輝が「甘ちゃん王」と言われるのも、素地の違いかしらねえ。その劉輝との微笑ましい場面もたくさん出てきます。

しかし、今回のダークホースナンバーワンは、旺季ですね。本編では、秀麗の反対派でもしや黒幕か!?と思っていた彼ですが、大ハズレでした。こうなると気になるのは、先代黒狼から先王へ、そして先王から清苑、劉輝、旺季の手へと渡っていった紅豆のお手玉です。3人を繋ぐ重要なアイテムだよね。

いずれは、外伝の第3巻として収録されるとは思いますが、本編の進行具合によっては、大幅な改訂もあるわけだし、やっぱりリアルタイムで追っておいてよかった。今月末に発売になる新刊「白虹は天をめざす」にどの程度絡んでいるのか、すごく気になる。縹家対決も含めて先が楽しみです。

B000TJ8YAUThe Beans (ザ・ビーンズ) 2007年 09月号
角川書店 2007-07-26

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