- 2007年8月21日
- グルメ
果物というと、ここ数年、「甘ければ甘いほど美味しい」のが一般的な評価みたいで、品種改良されて出回っているものは、甘いだけのものが多くなってきたように感じます。夏の果物で特に顕著だと感じたのが、桃です。確かに「水蜜桃」は甘いのがウリだし、桃から甘さを取ったらガシガシの大根みたいだというのもわかるんですが、それにしても酸味の欠片もない桃ってどうよ?
そこで今年は、いつもなら切らさず買う桃を早々に諦めて、酸味が強いため、敬遠されがちのネクタリンを買ってみました。昔は堅くて酸っぱいイメージしかなかったんですが、最近の甘さ嗜好に応じてか、思っていたほど酸っぱくありませんでした。さすがに「朝もぎ」当日のは酸味が立ちすぎて食べにくかったけど、一日常温の部屋(もちろんクーラー入り!)に置いておいたら、ほどよい追熟で、皮がつるりと剥けて果汁もしたたるおいしさでした。桃の甘ったるさに辟易している人には、是非チャレンジして欲しい果物です。
スーパーにはなかなか出回らないのがネックですが、ちょっとした果物屋なら、大抵、目立たないところに箱単位で安く売ってます。お店の人に聞いてみたら、やはり「桃は甘すぎて」というお客さんが好んで買っていくそうです。
で、ネクタリンを品定めしていて進められたのが、ワッサーです。外見は桃とよく似ていますが、果実は黄金色。桃より、柔らかい杏の巨大化した果物という感じです。

桃とネクタリンの自然交配でできた新品種の果物、ワッサー。
長野県須坂市の中村渡氏が自園の山根白桃とネクタリンの混植園で発見した実生を選抜育成したものである。 調査の結果、優良な品種であると確認したので、品種登録を申請し、平成2年11月20日登録された。果実がしっかりとしていて、食べるときに果汁で手が汚れず食べやすい。 果肉には、カロチンや鉄分が多く健康に良い桃である。
桃に比べて甘味より酸味が勝っているので、確かに甘さ一辺倒の桃好きには進めにくい果物だと思いました。でも、我が家のように、新しいもの好きで、甘味だけでなく酸味もある果物を好む人には、確かにオススメの一品だわ。
残念なことに、ネクタリンもワッサーもそろそろ出荷時期が終わります。桃のように長期にわたる品種の揃った果物ではないので、7月の終わりからお盆明けまでの半月くらいしか食べられません。まあ、お盆過ぎからは、夏バテ用には梨が出るし、ちょうどいいタイミングかな。
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