「彩雲国物語」は中華ファンタジーだから、細かいツッコミはなしでとにかく楽しく読むが勝ち!今回の短編「深き眠りの水底で」も贔屓キャラ次第で評価がかなり分かれると思います。
まずは、設定が日本で言えば『盂蘭盆』です。茄子の馬に盆灯籠で祖先の霊を送り迎えする行事にかこつけてあります。まあ、似たような行事は中華圏にありますから、それはおいといて…。一番の分かれ目は、主人公が茶朔洵てことかな?好きな人は好きかも知れないけど、秀麗ファンにはブーイング度がかなり高い男性です。突き詰めていけば、彼にも同情すべきところがいくらかはありますけど、それを差し引いても朔洵は秀麗に「やってはいけないこと」をサクッとやっちゃいましたからね。その内容については、三太が格好よく語ってくれます。彼、秀麗のターゲット外になってからどんどん株を上げてるような気がする。
楽しい役どころは、影月と香鈴かな。どこまでも香鈴に誤解される運命にある影月くん。お気の毒様です。でも、ふたりいっしょでそれなりに幸せ街道を邁進中ですからいいとしましょう。
気になる役どころは劉輝といいたいところですが、薔薇姫の謎かしら?亡くなったはずのひとだけど、縹家の謎を解く上でこれから絶対絡んできそう。4月に発売予定の新刊でそのあたりに突っ込むのか、まだ伏線のままにしておくのか、気になります。貴陽=鬼妖と併せて気になるところがいっぱいです。いずれは外伝として出版されると思いますが、ビーンズの短編を読んでいることを前提として本編が進められているのは既出なので、新刊の発売がとても楽しみです。
あと雑誌のみのお楽しみとしては、カラーページかな。「悪夢の国試組」と題して長官4人の若かりし姿がそろい踏みです。黎深が蜜柑を握っているのはご愛敬。短編よりこちらのイラストで満足したのはナイショです。
![]() | The Beans (ザ・ビーンズ) 2007年 03月号 [雑誌] 角川書店 2007-01-29 by G-Tools |


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