- 2006年9月11日 22:54
- TB企画
久々の参加となります。どなたでもどこからでも参加できるTB企画、たらいまわし本のTB企画第27回「ウォーターワールドを描く本」にエントリーします。今回の主催者は、遠くイタリアから、イタリアごろごろ猫記のねる様です。回を重ねるにつれ、お題がかぶらないよう、それでいて個性的な主題が飛び出しますね。
初めての生命は水から産まれ、生き物は水なしに生き延びれない。でも、同時に水の大きな塊は不安にさせる存在でもある。常に流動する水の中で通常のバランス感覚を保つのは難しい(河童や魚は別ですが)。そこには陸とは違う別世界がある、と思ったりするわけです。
そこで、海、川、湖、運河、雨、洪水、台風(結局何でもあり)など、水のある場所「ウォーター・ワールド」を印象的に描いた本を教えていただけたら、とこんなお題にしてみました。
一番に思い浮かべたのが、コレ。
<作品データ>
【タイトル】水の子どもたち〈上〉〈下〉
【作者】チャールズ・キングズリー
【出版】偕成社 1996-06
【内容】煙突そうじの少年トムは,仕事中お屋敷の おじょうさんの部屋に入ってしまい,どろぼうとまちがわれてにげるうちに,川に落ちて「水の子」となってしまう。水の中の世界を舞台に、川から海にくだって、水の子の仲間 と暮らしたり、冒険をしたり…二人の女神の教えでやがて人に尽くし魂の救いを得るまでのストーリー。
初読が小学生だったので、小難しいキリスト教的理屈は抜きにして単純に冒険物として楽しんだ本です。「行きたくないところへ行って、会いたくない人に会って、やりたくないことをする」という試練をくぐり抜けて水の子トムは成長していきます。今にして思えば、「魂の救済=試練」だとわかるんですが、当時はそんなことなど思いもよらず…私って本当に単純だったのね~。あと記憶に残ってるのは、ご褒美にもらえる真珠のお菓子かな。甘くて美味しいとあり、真珠って甘いんだろうか、と本気で考えたものです。今、目の前に出されても、もったいなくて食べられません。
次は、お気に入りの本から「海の名前」です。このシリーズはご存じの方も多いと思いますが、文章より写真を楽しむ本です。透明感のある写真を見てると心が落ち着いてきます。添えられている詩歌も古典から現代詩まで幅広く、想像の世界が広がるものばかりです。
![]() | 海の名前 中村 庸夫 東京書籍 2002-07 |
もう一冊、個人的趣味で挙げるなら「未来少年コナン」。とにかく元気なコナンが楽しくて、あのNHKがここまでいい作品を作ってくれるとは…と感涙に咽せた作品です。
![]() | 未来少年コナン アレグサンダー ケイ 中野 圭一郎 Alexander Key 文溪堂 2003-10 恐ろしい超磁力兵器により、地表の大半が水没してしまった近未来。おじいとふたりきりで、「のこされ島」にくらす少年コナンは、ある日、浜辺でひとりの少女が、たおれているのを発見する。その少女ラナは、コナンがおじい以外にはじめて見る人間だった。そして、ラナとのであいにより、コナンの運命は大きく動きはじめるのだった…。一九七八年にNHKで放映されて以来、いまなお根強い人気をたもつアニメ「未来少年コナン」が、小説として生まれかわりました。 |
で、勢いに乗って、原作にまで手を出したわけですが、これが暗いのなんのって…。アニメのアレンジぶりの偉大さを思い知らされました。紹介しているのは復刻版ですが、○十年前に読んだのは非常に読み辛い文庫本で、余計に暗く感じたのだと思います。とにかく、アニメと原作は別物!を実感させられた作品でした。
![]() | 残された人びと アレグザンダー・ケイ 内田 庶 小坂 しげる 岩崎書店 2001-12 二つの大国が磁力兵器を使った戦争を起こし、世界中のほとんどの人が死ぬ。戦争を引き起こした帳本人は、生き残った人々を支配しようとするが、主人公の少年と科学者たちは超能力を使って立ち向かう。 |
- Newer: 白蝶真珠とアコヤ真珠
- Older: コブラvsマングース♂編


