- 2006年2月19日
- お猫さま
近所に子供を連れた母猫の姿がチラホラしはじめた頃のことです。野良猫の母親というのは、非常に用心深くて、ある一定の距離まで近付くと逃げていくのが普通です。子猫に対しても同じようにしつけて育てます。が、その子猫は違いました。その子猫以外の兄弟は、確かに逃げていくのですが、その子だけじっとしてるんです。しかも、そのうち玄関前で寝るようになって、我が家の住人が出入りする度に足下にまとわり付くようになったのですね。うさぎのような短いしっぽをフリフリして、とにかく、人懐こいというか…。最初は、これ以上は体力的限界だから飼えないと、心を鬼にして無視を決め込んでいたんですが…。
子猫の方はおかまいなしに付いてきます。意識して家に入ろうとしたのかどうかはわかりませんが、母が荷物を入れるのに手間取ってる隙を突いて、ちょろちょろと玄関に入りかけたことがありました。玄関には「女王様」ことモモが陣取ってまして、「う~」と警戒して鳴いたから、「入っちゃ、ダメ」と追い返し、子猫はすごすごと玄関先の植え込みの影まで戻って行きました。また、朝、私達が出るときに道路まで付いてくるんですね。しかも車がきてもぼーっとして動こうとしないので、こちらとしてはやむなく家の方にぽいっと放り投げてました。
自然というのはある意味残酷です。野良猫のお母さんは育たないと見切った子猫は容赦なく切り捨てます。現れた時から、この子猫はひどい風邪を引いてまして、たぶん母猫から見捨てられたのだと思います。当然、その子猫は、人間が来たら逃げる、車が来たら避ける、ということを教えてもらってない。しかも弱いから、食事も満足に食べられないらしく、しっぽのポンポンだけ目立ってかなり痩せていました。
そして運命の日。
タマが病気になりまして、病院へ行くことになり、キャリーバッグを抱えた父が出掛けにまとわりつかれてどうにも放り出せず、根負けして一緒に病院へ連れてったのでした。あとはおきまりのコース。取りあえず、ノミ対策をして、病院通いです。まずは、あのひどい風邪を治さなきゃね。
子猫の体温は成猫より高いはずなのですが、この子は非常に低く、家に入るとすぐ膝の上に来たがりました。で、膝の中に丸まってるんです。そこそこに体温が上がってくると少しずつエサも食べるようになり、でもすぐ寝てしまいます。涙でくしゃくしゃの顔が落ち着くまでは、たぶんこの状態が続くのでしょう。だいたい、子猫が大人しくしているということ自体、異常です。こちらの目が回るほどめまぐるしく動き回るのが、本来の姿なんですから。抱っこして添い寝してやると、安心したように眠ります。ちょうど子供がお母さんの脇に寄り添って寝るみたいな感じです。
さて、予定外の子猫だから、名前のストックがない。外に居たときは、うさぎみたいなしっぽだから「ちびうさ」と呼んでましたが、画数が5画以上だから却下。男の子だからということで、結局、某ゲームの某キャラを短縮して「トモ」と命名(笑)その名のとおりに育つかは不明です。
トモはこれで天下太平ですが、クロ達には新たなる災難の到来です。今、大半の男の子達は、拒否反応が強くてベランダ組(笑)女の子達は、う~、しゃ~と言いながらも、部屋の隅から様子見。でも慣れたら、一緒に家の中を縦横無尽に飛び交うようになるんだろうな。
Comments:0
Trackbacks:0
- TrackBack URL for this entry
- http://meatia.net/nekoban/mt-tb.cgi/303
- Listed below are links to weblogs that reference
- ちびうさのまとわり勝ち(トモの場合) from 猫派の読書空間



