- 2006年2月10日
- 枕元に一冊
大人が主人公でキス止まりのボーイズラブということで安心して読めたのが二宮悦巳さんの「毎日晴天!」です。原作は結構巻数があって後半行き着くとこまで行っちゃうらしいですが(まだ未読なもんで)。
SF 雑誌の編集者・帯刀大河(おびなたたいが)に、ある日突然 新しい家族ができちゃった!? 寝耳に水の姉の結婚で、義兄となった阿蘇芳秀(あすおうしゅう)は、 なんと担当作家で、高校時代のクラスメート。 でも大反対する大河をよそに、肝心の姉がいきなり失踪!! おかげで大河は弟達の面倒を 見つつ、なし崩しに秀と同居するハメに…!?
テーマは、家族の絆。戸籍という紙切れで繋がってるのではなく、情による絆で築かれているのが家族である、と。家族を知らない秀が大家族の帯刀家に憧れていて、そこに入っていきたいけど、どうしたらいいのかわからない。取りあえず、秀は受け入れてもらえるように努力します。一生懸命考えて、みんなの気持ちを察して動くけれど、決してみんなとぶつかりません。というか、感情をぶつけ合っていいのだということを知らず、またわからない。失いたくない思いが働きすぎて逆に地雷を踏んじゃった、かな。
前半は、押しかけてきた秀とその養子・勇太が居着くまでのドタバタと、姉・志麻の失踪、編集のお盆締め切りと続けざまに事件が重なって、登場人物のことなど考える間もなく展開していきます。怒濤の展開?というか、それが落ち着いた頃にようやく本筋の大河と秀の関係が明らかになりました。両思いのすれ違いから、流れに流されて来たって感じですね。告白しながら秀は、昔の事情を知っていた志麻が同居をお膳立てした可能性を確信してます。そこまで他人の考えは読めるのに、自分からは感情をぶつけられない秀は、かわいそうな人間です。勇太はそう感じてしまったので養子となった。けれど、大河は向き合ってぶつかったから恋人になった。読みながら久々に赤面してしまいました。
原作の小説は、勇太と真弓を主人公に更に広がってます。大河と秀のその後もすんなりとは進展せずいろいろあるらしく、ホームドラマ的展開らしいので続きを読んでみようかな…。
![]() | ![]() | 毎日晴天! (全2巻) (原作)菅野 彰 (作画) 二宮 悦巳 徳間書店 キャラコミックス |





