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しっぽのきもち

  • Posted by: NARU
  • 2005年11月14日 18:36
  • 猫雑貨

猫が中心のほのぼのコミックなのですが、カテゴリーがボーイズラブなため見逃していたのが、南野ましろさんの「しっぽのきもち」です。

book051114.jpgしっぽのきもち
南野 ましろ
桜桃書房

ラブラブ同棲カップル・新太と由惟の家には、小さな幸せを運んでくる子猫がいます。そのヤタカがある日、友達のクロとみつけてきたのは、怪我をした猫でした。ヤタカとゴロ(通称おっさん)とクロの織りなすほのぼのコメディ。

ボーイズラブなのは、飼い主がそうだからです。ちなみにふたりが同居するきっかけは、由惟が動物の飼えない下宿に住んでいながら子猫のヤタカを拾ったため、新太の家へ転がり込んできました。引っ越しのゴタゴタの間に両思いが発覚して、ハッピーエンド。最終話にこのエピソードが入っているのですが、他のエピソードの主人公は子猫のヤタカであり、ボーイズ色はほとんど気になりませんでした。

ゴロは成猫で、長らく野良だったらしく最初は人間嫌いの傾向にありましたが、新太と由惟の関係が自分とヤタカの関係とよく似ていることに気が付いてから、飼い主に対しては寛容になりつつあります。例えば、雪の日にヤタカが外に飛び出して雪の中に埋もれて抜け出せなくなったのをゴロが引っ張り上げているとき、池に張った氷に足を踏み入れてはやり身動きの取れなくなった由惟を新太が引っ張り上げているのを見てしまいました。ヤタカがゴロにうるさいくらいにまとわりついていると、由惟も新太に何かをねだっていたり。

由惟はヤタカ達にすごく寛容です。そもそもゴロを助けたのも、ヤタカに連れられてみつけたからで、ヤタカが懐いてるからそのまま飼ってしまいました。また、ヤタカが落ち葉を拾ってきて部屋に散らかしていても一緒に遊んでしまうくらい子供っぽいところがあります。でも、その後始末をしているのは新太。ゴロは新太に同情しながら同居生活に馴染んでいくのです。

絵は自然体なコミック調。猫たちも無理なデフォルメはされていません。南野さんのタッチの特徴だと思いますが、ほわほわというのがピッタリの表現です。ボーイズラブ・アレルギーの方にはちょっと無理かもしれませんが、好奇心旺盛な子猫の特徴がよく捉えられている優しい物語です。

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