- 2005年6月28日 22:13
- TB企画
主催者たらいまわし方式でお送りする本のTB企画第14回は、Breezy daysのsa-kiさん主催で「時の文学!」です。
既に時を駆け抜けた少女ですから、その分読書に時を費やした時間は多ございます(笑)。
で、時と来れば、
SF好きだからタイムトラベルもの!
と思ったのですが、安直すぎて面白くない。それに、文学だし~。別にSFが文学でないとは思ってませんが、やっぱり好みが分かれるところなので、もう少し真面目な(?)路線から選んでみました。
| 巻の一 黄昏の女王卑弥呼 巻の二 聖徳太子の密使 巻の三 呪われた平安朝 巻の四 源平風雲録 巻の五 野望の帝後醍醐 巻の六 信長300年の夢 巻の七 明治大帝の決断 巻の八 幻の大日本帝国 | 時の旅人-小説日本通史- 邦光 史郎 祥伝社 全8巻 |
われわれ日本人はどこから来て、どこへ行くのか…?
邪馬台国から太平洋戦争までを小説形式で描破した大河歴史小説です。フィクション部分として、木ノ花一族と対立する闇の一族がいて、歴史上の人物に深く関わってます。政権を取った閨閥に両一族が絡んでいるのです。闇の一族は異能の力を駆使してその時代の覇者を作り上げ木ノ花一族の抹殺を図るが、いつも寸での所で取り逃がしてしまう。敗者の血が続く理由付けにうまく絡ませていると思いました。しかし、時代を下るごとに一族の血は薄められ、やがて同化していく…。実際、幕末頃から木ノ花一族の御祖は一族のしがらみからの離脱を図ってます。近代世界に異能の力を借りた覇者は必要ないという暗示でしょうね。独裁者から共同市政への考え方が示されていると思いました。ふたつの一族を通して歴史の勝者・敗者両立場を描いているので、いろいろな見方をさせてくれる作品です。
「時」を考えさせてくれた本として真っ先に上げられるのは、ミヒャエル・エンデの『モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語』。他の方のエントリーにも上げられてますが、やっぱりこれは外せないですね。
「時空」を意識させてくれた最初の本は、石川英輔の『ソレマンの空間艇』です。ジュブナイル小説に分類されてるので読みやすいと思います。石川英輔といえば、『大江戸神仙伝』シリーズが有名ですが、最初に自粛したタイムトラベルものなのよね。自粛してもやっぱり戻ってきてしまう…。
そんなわけで、これだけは上げさせてください!
![]() | 夏への扉 ロバート・A・ハインライン 早川書房 1979-05 |
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