主催者たらいまわし方式でお送りする本のTB企画第12回は、あいらブックス!のみらくるさん主催で「爽やかな春に読みたい青春小説」です。
せ、青春小説…。主人公が青春してればいいかな?何をもって青春と為すかは読む人の主観によるけど。毎回文句言いながら書棚とお見合いしている私。でも、このひとときが企画参加の醍醐味なのよねっ!
ということで、偏った書棚から引っ張り出してきたのはコレ。
春と言ったら新社会人の季節ですよ。職場で経験する理不尽な社会の仕組みに憤れる熱き時代。人の嫌う現場を経験することで成長できる貴重な時期でもあります。秀麗も厠掃除で先輩官吏の本音を垣間見て成長していきます。劉輝や静蘭をはじめ、イイオトコ達に見守られてる秀麗は苦労はあっても幸せな女の子です。中華風ファンタジーだけど、恋愛色の薄い主人公の成長物語だから青春小説じゃ短絡的かな。でも、読後感はとっても爽やかです。シリーズものなので続きが待ち遠しい!あ、4月28日に番外編「彩雲国物語 朱にまじわれば紅」が出ます。
次は、仮想物語ではなく現実の青春ということから選んでみました。
 | 新撰組顛末記 永倉新八 新人物往来社 新選組幹部の生き残り永倉新八が死の直前に語り残した新選組体験談 |
昨年の某大河ドラマの影響でクローズアップされた新撰組ですが、彼らの生き方は青春そのものだと思ってます。誠に殉じ、京洛の巷に命を賭した血の粛清から敗残の甲州路、悲劇の箱館戦争へと、数年間で激変した時代を駆け抜けた青春がここにあります。内容の信憑性について論争を醸すこともあるけど、永倉新八が新選組に属していた事実は重いです。同じ新選組隊士・島田魁の日記も似た傾向ですが、永倉新八の方が爽やかなイメージが強いので、春にオススメ。信念を持って生きることを学ばせてくれます。
目的を持って突っ走るのが青春なら、人生に迷うのも青春なり。
上杉影虎の換生者・高耶(高校生)の青春一代記。歴史絡みの伝奇小説で大長編だけど、はまりますよ。青春期にありがちな迷いがたくさん詰まってます。日本各地をまわっているので、旅をしながら青春できます。難をいえば、このシリーズはボーイズラブに分類されてること。私は意識して読んだことなかったけど、そういうのに敏感な人はダメみたいです。武士の世界に衆道は付きものなんだけどなあ。
「炎の蜃気楼」が男の子の青春なら、女の子の青春でオススメなのがコレ。
 | 星へ行く船 新井素子 集英社 「通りすがりのレイディ」「カレンダーガール」 「復讐のネメシス」「そして、星へ行く船」の全5巻
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19歳で家出したあゆみの火星で過ごす青春記。SF調なので好みがあると思いますが、少女期のみずみずしい感性を描いてくれてます。大人になってからより、同時期のいわゆるティーンエイジャーが読むと共鳴できる部分が多いと思います。大人の目で見ると、あゆみはすっごく無鉄砲に感じますから。今回読み直した感想です。本は読む時期を選ぶっていうの、実感してしまいました。
これまでの企画のデータベースサイト、たらいまわし・本のTB企画データベースにも是非、お立ち寄り下さい。